イレギュラー | ナノ

 第六話宴会と仮面の心情

「お前強いんだな!!」
目をキラキラとさせながら、そばかすの青年がそう言いながら近寄ってきた。
「おれ、エースって言うんだ、よろしくな」
『わたしは夜兎。こちらこそ、よろしく』
にっこりと笑ってそう返すと、思いっきり顔をそらされた。
そんなに見苦しかったかコノヤロー。
(夜兎さん、そんな事は無いんですよby天の声)
「やあ、僕はハルタ。君、すごいね」
今度はハルタが来た。身長はわたしよりも少し高い。
なんだろう、この敗北感。
「あの海の上を歩くのって、どうやるんだい?」
『わたし達の世界では、人の体にある生命エネルギーをチャクラと呼んでいて、水の上を歩くには、このチャクラを足の裏に集中させるんだ』
見てて、そう言ってわたしはメインマストのほうへ行くと、それに足をつけた。そして垂直に上っていく。
narutoでカカシ先生たちが修行していた、手を使わない木登りだ。
天辺の見張り台まで行くと、今度はマダラのほうへ、空中を駆け下りた。
実は空中にもごくごく微量なチャクラが流れている。
これを使って歩くのには、かなり大量のチャクラを必要とするので、narutoの世界でも、できるのはわたしだけだった。
トン、と着地すると拍手が起こる。
わたしはそれに向かってお辞儀をした。
「なあなあ、今のって俺にもできるか!?」
今度は目をキラキラとさせながらサッチさんが言った。
『多分、無理だと思います。六つの頃から練習してもできない人もいるんですよ?
まあ、空中を歩く方法なら、他にもありますけど』
「ど、どうするんだ?」
『簡単ですよ。落ちる前に次の足を出せばいい』
ん、なことできるかよ!!と言われたが、月歩は多分このやり方だ。
うろ覚えだから微妙だけど。

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