イレギュラー | ナノ

 第十四話二度目の白クジラ

「お初にお目にかかる
俺はこいつらのリーダー、ペインだ。
仲間が世話になった」
「グラグラグラ! いいって事よ。
それよりお前ら、俺の息子と娘にならねぇか?」
『え!? わたしとトビはともかく、リーダーたちとは初対面ですよね白ひげさん!?』
「なぁに、夜兎達の仲間なら、いいやつだろうよ」
笑い事じゃねぇよ白ひげぇ。
器が大きすぎて眩しいよ。
あぁ、汚れててすいません。
「ところでお前、歳はいくつだ」
と、かなり不躾な質問をしたのは角都。
……そういえば
「72だが?」
「フッ、俺は91だ」
「「「「はぁぁぁあああ!?」」」」
角都の方が年上なんだよね。
19も。
「おまっ嘘だろ!?」
「こんなくだらん嘘をついてどうする」
「どう見ても30後半くらいだろうが!」
「人を見かけで判断するな」
隊長らからのツッコミが飛びまくる。
ま、当たり前だよね〜。
「うわー、お前不老不死なのか?」
「半不死身だな。完全な不死者ならここに居るが」
「あ? 誰だよい」
マルコがわたし達に目を向ける。
『はーい!』
「あ、俺も俺も!」
「「「「「なぁぁあああ!!」」」」」
「夜兎がか!?」
「11人中2人って、どんな割合だよい!」
「お前たちの世界じゃ珍しくないのか? 魚人もいるみたいだし」
「私は魚人じゃないです!!」
そっか、この世界に入るんだよね、魚人。
これは鬼鮫、勘違いされまくるだろうなぁ。
あー、天竜人のバカと会わないようにしなきゃ……。
(脳内トリップ中)

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