イレギュラー | ナノ

 第十一話お礼参り

――スリラーバーグ――
「ギャアァァァ!!」
「そこまで驚かなくても」
シャボンディ諸島で漫画で見た場所に、肉眼で見たことがなくても、行けるかどうかためしたところ成功した。
ので、屋敷の大広間に全員を転送したのだが、ちょうどそこにはホグバックがいた。
「お、お前らどこから入ってきたんだ」
「強いていえば空中からだな、うん」
「意味わかんねぇよデイダラァ!」
お前たちの仲間はどんだけめちゃくちゃなんだ!
ホグバックの叫びが響く。
「お初にお目にかかる。
俺はこいつらのリーダー、ペインだ。
仲間が世話になった」
いつもとは違い、若干イタチとかぶった喋り方でしゃべるリーダー。
暁の鉄則:部外者の前ではシリアスに
まあ、実行するかしないかは各自の気分次第なんだけど。
「ああ、紹介が遅れたこのおれは!
世にも名高きドクトル・ホグバッグ!」
「通称!天才だ!フォスフォスフォス!」
うわぁ。漫画で読んでたけど、マジでフォスフォスって笑ってるよ。
普通しねぇよそんな笑い方。
っていうか、自分のことを天才っていうのって、バカだけだよね。
「初めまして、俺はうちはイタチ。通称木の葉の天才だ」
……いたよ、バカがここにも。
「そして俺がサソリ。
通称天才造型師だ」
お前もかよ。
なんか目線がバチバチってなってるよ。
何対抗心燃やしてんだよお前ら。
超バカだよ。バカを超えたバカだよ。
バカの天才だよ。
「ところで、ここの主人に挨拶をしたいのですが」
ナイスです鬼鮫さん。
このまま天才トリオの対決を見ている場合じゃないよね!
「おお、すまんすまん。
申し訳ないが、ただいまご主人様は来客中だ」
「来客中だと?」
「そんなに怖い顔すんな、サソリ。
少々面倒なやつで「フッフッフッフッ誰が面倒なやつだって?」
ああ、なるほど。
『どピンクか』
「ひでぇ言い草だなぁ」
どうやらぼそっとこぼした一言は完全に聞こえていたらしい。
ドフラミンゴがクイッと指を動かすと、体が勝手に彼の方へ歩いていく。
なんだかすっごく気持ちが悪い。
「夜兎!? 何でそいつの方に行くんだァ!?」
『彼はドンキホーテ・ドフラミンゴ。
王下七武海の一人で、人を操ることができる。
意識までは無理だけど』
かなり動転しているのを押し隠して、なるべく淡々と言った。
ボスッとどピンクの腹に体がぶつかる。
「フッフッフッフ、よく知ってるじゃねぇか。お前もコウモリ野郎の部下か?」
「いいえ。私はそこの橙色の髪の男の仲間です。あと、離してくれません?」
なんかちょっとイライラしてきたよ。
幻術とかでどうにかなんないかなぁ。
「おい、離せドフラミンゴ。そいつは俺の客だ」
ものすごくめんどくさそうな声がした。
どピンクで見えないが、おそらく、ゲッコー・モリアだろう。
グッジョブ。
その後、フラミンゴは帰宅。
わたし達にペローナと、アブサロムが紹介された。

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