あまいオトメゴコロ | ナノ


 最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
 コメディータッチな話を書きたいと思うものの全然上手く書けず、下書きを始めてから相当な時間が経っていたりするのですが、どうにか完結まで辿り着きました。自分としてはわりとチャレンジした内容なので自信はありませんが、少しでもお楽しみいただけていましたら幸いです。

 ドタバタした雰囲気のほか、思春期の恋する女の子の姿(人によって違いますが)も書きたかった要素です。ヒロインの気持ちの浮き沈みが激しかったりするのはその為です。それと、“普通の子”を目指した結果、頑張っているけれど空回ってしまう、という少し残念な感じにもなってしまいました。そんなヒロインが積極的に頑張る話でしたが、告白は謙也くんからしてもらおうと決めていました。ちょっと急展開な感じですが、謙也くんは無自覚なままヒロインに惹かれていたというのを、一応は仄めかせていたつもりです。そして、どうやって自覚させるか難しかったです。ちょっとしたきっかけで急に自覚する場合もあるかなと思いまして、ああいう感じになりました。それから、この長編ではヒロインの力になってくれる友達の存在があります。ヒロインがああいう感じなので、必然的にしっかり者になりました。ずばずばと言いたいことを言いつつも友達思いな子です。でしゃばらせ過ぎないほうが良いかなと思いつつ、結果的に出番は多めになりました。ヒロインとのやり取りは書いていて楽しかったです。
 タイトルは苺の花言葉の中から選びました。最初の下書きの時点ではヒロインの苺好きがもっと強調されていたのと、「乙女心=少女の純情で感じやすい心(※辞書より)」ということで好きな人のことで一喜一憂するヒロインに合うかなと思い、タイトルを付けました。

 取り留めもなく書いてしまいましたが、ここまでお付き合いをいただきまして、ありがとうございます。


2016.12.30 四片

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