捧げ物 | ナノ


▼ 05

「少佐。ごめんなさい」
「へ?」

「いつもいつも、言い過ぎちゃうんですよね、私…。自室に帰ってから後悔して……。今日こそは謝ろうと、思って…」
「ななし…」

「今まで、本当にすみませんでした。これからも、言い過ぎちゃうかもしれませんが……」
「………………いいよ、別に」
「少佐…」
「結構傷付く事も言われたけどね?まぁ、それなりに、楽しくはあったかな、ってね」

「少佐……」
「そんな泣きそうな顔似合わないよ?」
「ありがとう、ございます。本当に、ごめんなさい……!!」

「ってやり取り前もした気がする」
「え、このタイミングで言います?」
「うん。もう俺ななしの言葉は基本的に信じない事にしたから」

「えー酷い」
「ちょっとは期待したんだよ、さっきもさ」
「騙されてくれればよかったのに」

「そう何度も同じ手には引っかからないよ」
「ちぇっ。まさか少佐にも学習能力があったとは」
「いくらなんでもナメすぎ。それくらい俺にだって出来るし」

「だったら『仕事しないとアヤナミ様に鞭で叩かれる』というのも学習されてはいかがですか?」
「無駄に丁寧な敬語がムカつく」
「ほんとの事しか言ってません」

「ほんっとかわいくないね!!!!」









サングラスばかぁ♪
(好きです!!)
(え…/)
(アヤナミ様!!!!)
(だよね!!やっぱりね!!(泣)









end.

prev / next

[ bunki ]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -