捧げ物 | ナノ


▼ 03

「はい仕事。これにサインして参謀部の印鑑押すだけですから、ほら」
「くそぅ!!なんでななしは俺が隠れてる場所が分かるのさ!!どこ隠れても見つかる…」

「愛の力だよきっと。うん」
「おかしいな!!ななしから愛情なんて1ミクロも感じなかった!!」
「ミクロより小さいスから。ピコくらい」
「ちっさ!!!!そんなの感じないよ!!」

「私の愛だよ?感じろよ」
「いやいやいや!!ピコなんてないも同然だよ!?」

「え?そんなの元素を否定してますよ?ピコがないも同然ならそんな小さなものから出来てる少佐もいないも同然ですね。あれ?私さっきまで誰と話してたんだろう。少佐って誰??」

「ええ!??ちょ、ちょっと待ってななしっ!!ななしっっっ!!!!」
「……………」
「無視!?ねぇ無視!??そういえば今までいじられてはいたけど無視はなかったかも!!すっげぇ悲しい!!ちょ、ななし!!」

「あ、アヤナミ様。これアヤナミ様のサインお願いします」
「分かった」

「無視やめてーっ!!!!アヤたんアヤたぁーん!!」

「サインしたぞ」
「ありがとうございます。では提出して来ますね」

「二人共ーっ!!」

「ならばこれも頼む」
「分かりました」

「あ、ねぇじゃあコナツ!!クロたんハルセ君っ!!」

「他の皆さんは?私出してきますよ」
「じゃあお願いします」
「これよろしくー」
「こちらもお願いしてもよろしいですか??」

「かっカツラギさんっ!!カツラギさんなら答えてくれるって信じてるっ!!!!!!」

「重そうですね。手伝いましょうか?」
「大丈夫ですよー」

「カツラギさんんんんんんんっ!!!!!!????」

「行ってきます」
「「「「行ってらっしゃい」」」」

「俺も行くよ!!手伝うよ!!行ってきます!!」
「「「「「……………………」」」」」
「もういいよぉーっっっ!!!!」

少佐は泣きながらななしさんの後を追い掛けて行った。









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