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「高杉!!くそっ、おら、肩貸してやっから一旦引くぞ!!」
真っ白の羽織を赤く染めたそいつが、俺の腕を引いて殆ど担ぐように撤退する。
こいつの手を借りるなんざ死んでもねェと思っていたが、そうもいかないようだ。
片目だけの世界。
血も流れすぎた。
抑えた左目からはとめどなく血が溢れている。
「撤退だ!!」
「殿(しんがり)は俺が行く。貴様らは銀時と高杉のサポートに当たれ!」
「ヅラ一人じゃ不安じゃき、ワシも行くから安心して撤退するぜよ」
これは、血の匂いに違和感のなくなった、戦場の話。
(出口どっち?)
※注意※
ギャグです、高杉キャラ崩壊注意
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