<潮江が浜と会っていなかったらJ>※IF、年齢操作なし、潮江の性格変更有り

 夏休みの宿題入れ替え事件があってからというもの、朝顔育ては中在家長次の密やかな楽しみとなっていた。今日も今日とて早朝に朝顔の様子を見ようと長屋を出ると、そこには文次郎の姿があった。

「・・・文次郎・・・?」
「っ、ぁ、わ、悪い・・・!」
「待っ――」

 呟きにも似た声に反応してしまったのか、長次が呼び止める間もなく、文次郎は消えてしまった。
 その日の昼。その事を八左ヱ門に打ち明けてみると・・・。

「あー、潮江先輩って動物も好きですけど。植物も好きですよ?」
「・・・そうなのか?」
「中在家先輩が朝顔の観察の宿題になったって知った時、かなり羨ましがってましたもの。昆虫採集も楽しそうでしたけど。」
「・・・・・・。(イメージが、崩れそうだ)」

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