<小田と潮江と食満>※年齢操作(六年→一年)

 何かと潮江 文次郎と食満 留三郎の喧嘩に出会す小田 徳ヱ門。
 止めるだけでなく、彼らの衝突を控えさせねばを頭を悩ませる事にした。

「今日も今日とてあの二人は喧嘩ばかり・・・。いくらコミュニケーションの一部とはいえど、少しは控えた方が・・・・・・。――あ、そうだ。」

 翌日。

「文次郎。忍者の術には、感情によって相手の行動を制限する『五車の術』があるのを知っていますね?」
「はい。」
「貴方に喧嘩をふっかける食満君の言葉は、怒りによって相手の冷静さを奪う『怒車の術』なのです。」
「そ、そうなのですか・・・!?あ、でも確かにアイツの言葉はムカつくし・・・」
「この術に対する、手っ取り早い対処法をこれから教えましょう。」
「はい、お願いします!」
「いいですか?文次郎。 相手がどんなに此方の琴線に触れるような事を言って来ても・・・・・・全て無視してやりなさい。

 数日後。効果は覿面だったようだ。

「最近さ、君たちの喧嘩が無くなって保健委員としては万々歳なんだけど・・・。留三郎が凄く落ち込んでるんだよね、何かしたの?文次郎。」
「いいや、何も?最近だと、話しかけられても返事もロクにしてなかったし・・・。」
「それだよ、原因は!」

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