文次郎
「第一回アンケート『男主と絡んで欲しいキャラは誰?』の結果発表です。司会進行は六年い組潮江文次郎と」

仙蔵
「同じく六年い組立花仙蔵が務めさせて頂きます」

仙蔵・文次郎
「至らぬ点もあると思いますが、宜しくお願いします」

文次郎
「……と、いう訳なんだが仙蔵」

仙蔵
「なんだ?」

文次郎
「そもそもこのアンケートを取ること自体可笑しくねえか?」

仙蔵
「初っ端から全否定か。まあ、私も同じ思いだが」

文次郎
「なんだ、お前もそう思っていたのか」

仙蔵
「項目にお前が入っている時点で、一位は決まっているようなものだからな。……いや、このアンケートで一位を取っても嬉しくとも何ともないか」

文次郎
「……」

仙蔵
「そうむすくれるな。お前の幼馴染みを否定している訳でない」

文次郎
「……むすくれてねえよ」

仙蔵
「そっぽを向いたまま言われても説得力がないぞ」

文次郎
「むう」

仙蔵
「ああ、また眉間にしわを寄せて……。だから老け顔に見られるんだと言っているではないか」

文次郎
「童顔より老け顔の方がマシだ」

仙蔵
「ここまで説得力がない台詞も初めてだ」

文次郎
「どういう意味だよ!」

仙蔵
「……さて、それでは今回のアンケートについて説明しよう」

文次郎
「……」

仙蔵
「2012年12月7日〜2013年1月25日の間で行われたアンケート内容は名前の通り、幼馴染み主と絡んで欲しいキャラを選ぶものでした。選択肢は我々六年個別に、五年、四年の合計8個」

文次郎
「……」

仙蔵
「複数選択可、集まった票は全部で165票でした」

文次郎
「……内頂いたネタは、後程番外としてあげる予定です。また、本編が第三章前半までだった為、この結果発表の時間帯もそれに合わせています」

仙蔵
「おや、機嫌は治ったのか?」

文次郎
「誰のせいだと思ってやがる」

仙蔵
「さあ、誰であろうな。どこぞの家鴨、若しくは稚児趣味の委員長とかか?」

文次郎
「いやそれどっちも同一人物じゃねえか」

仙蔵
「私は別に特定などしておらぬが、お前がそう思うならそうなのだろうな」

文次郎
「……チッ」

仙蔵
「ふふ、この私に口で勝とうなど百年早い。ほれ、さっさと発表に移るぞ」

文次郎
「……分かった」

20130130
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