※文次郎→1年生の年齢操作


質問:浜仁ノ助ってどんな人?

・小田徳ヱ門の場合
「仁ノ助委員長? 一週間かけても語り切れませんが、それでも宜しければお話しましょう」
話が長くなる処では収まらない長さ

・御園林蔵の場合
「仁ノ助委員長? あの人は厳しいし無口で何考えてるか分かんねーっすけど、まあ……その分優しいっつうか」
途中で恥ずかしくなる、林蔵が

・蓬川甲太と乙太の場合
「「何でそんなこと言わないといけないの? ……組頭委員長は僕達が二人でいるのを初めて認めてくれた人。これでいい? あんまりしつこいと鉄粉振り掛けるからね」」
まず質問者が嫌い

・潮江文次郎の場合
「仁先輩は俺の憧れで目標で尊敬する凄いお方なんです! 誰よりもこの学園のことを考えていて、それで……!」
キラキラした目で身振り手振り一生懸命喋る


結論:全員浜仁ノ助が好き


 好奇心に駆られ教師に頼み、会計委員会に浜仁助について聞いて回ってもらい、その内容をまとめた物を読み終えた学園長は、フォッフォと愉快そうに笑った。紙の束を置き、脇に置いていた湯呑みに手を伸ばす。

「いい後輩に恵まれたものじゃのう、仁ノ助は」

 ズズッと茶を啜り、目の前で正座する生徒に目を向ける。
 学園長に呼ばれ庵に来た仁ノ助は、後輩達の答えに目を通し。

「私も、そう思います」

 表情一つ変えることなくそう宣った。

20130317
prev 栞を挟む 
[目次 表紙 main TOP]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -