<後日談@> 伸一郎に報告しに行く文次郎 「伸一郎、伸一郎!」 「どうしたー、文ちゃん」 「あのな、今度先輩達と一緒にピクニックに行くことになったんだ!」 「おおー、良かったな」 「へへっ、どうしようすっげえ嬉しい……っ!」 「可愛いなあ文ちゃん」 「なあなあ、カミュも連れていっていいと思うか?」 「カミュは止めた方がいいと思うぞ、うん」 「そっか……。じゃあ伸一郎は?」 「もっと駄目」 「……むう」 <後日談A> ピクニック後の仁ノ助と文次郎 「文次郎」 「あっ、仁先輩!」 「今日の午後は暇か?」 「はい、今日は何も予定はありません」 「そうか……」 「あの、何かありましたか?」 「……俺は今から所用で町に行くのだが、一緒に行くか?」 「っ!? いっ、いいんですか!?」 「嫌なら別にいい」 「いっ、嫌じゃないです一緒に行きたいです!」 「そうか。ならば準備して来い。正門で待っている」 「はい! 直ぐに準備してきます!」 <後日談B> その後の文次郎と六年生 「もんじろー、一緒にバレーしよう!」 「悪い小平太、今から先輩達と出掛けるから」 「えー!?」 「文次郎、またなの? 最近ずっとだよね?」 「そうか?」 「そうだぞ文次郎、お陰で私達と遊ぶ機会が減ったではないか!」 「……少しは断るべき……」 「でもなあ……」 「でもじゃねえよ文次郎! お前少しは自己主張しろよ!」 「……じゃあするが、俺今日は先輩達と遊びたいんだ」 「なっ……!?」 「じゃあ行ってくる! 土産買ってくるからそれで勘弁な!」 「……なんか、会計委員会に文次郎取られちゃった気がしてきた……」 20130320 prev 栞を挟む next [目次 表紙 main TOP] ![]() |