▼キャラレス

伸一郎
「さてさて、実は向こうの鉢屋君からキャラコメを頂きましたー!
 俺はもう向こうの鉢屋君のことは三郎君と呼ぶことにしよう。こっちじゃ呼ぶことないだろうし」

文次郎
「妙な仲間意識を持つなよ……」


【A三郎
「どうも、『恋愛アレコレ〜』の鉢屋三郎です。先日は素晴らしいコメントをありがとうございました。
私はとても楽しかったです。
それにしても、やはり松平先輩は間諜としては超有能ですね。
こちらの立花先輩も一目置かれている様です。」】

伸一郎
「こちらこそありがとう、三郎君!俺も楽しかったぜー!」

文次郎
「えっ、お前間諜としては超有能だったのか?」

伸一郎
「俺文ちゃんのそういう所は嫌い」

文次郎
「冗談だ」

伸一郎
「ここじゃ俺程度別に有能じゃねぇけど、他所様からそう評価されるのは嬉しいよなー!そっちの立花君に一目置かれるのは緊張するけど」

文次郎
「良かったじゃないか、純粋に評価されて」

伸一郎
「あー、うん。こっちの立花からだったら『てめぇ嫌味かごらぁ!』って喧嘩売ってるだろうけど、向こうの立花君はちょっと……なんか申し訳なくなって来る……」

文次郎
「照れが変な方向に着地しているぞ」

伸一郎
「いやだって……俺向こうの立花君を全力で弄るつもりだったから……。正直向こうの潮江君もやっぱり『潮江文次郎』なわけだし、文ちゃんじゃないけど、違うけど! こう全力で遠くから見守りたい気持ちの方が強くてさ……尾浜君ばかりだとあれだから代わりに立花君でもと思って……」

文次郎
「ああ……」

伸一郎
「まぁ、まだ向こうの立花君弄りは諦めてないけど」

文次郎
「この流れでまだかよ!」


【A三郎
「…しかしながら、当サイトのくノ一教室はエロに対する警戒レベルはマックス!
折角コスプレネタで交流を持ちかけていただいたというのに、オープンスケベを個性とする松平先輩が送ってくださる衣装をくノたま達が素直に着るとは思えないのです…そう、普通に送っただけではね♪話は変わりますが、松平先輩がよく遊びに行くお店でアルバイトなどをした経験はございますでしょうか?】


伸一郎
「見事な警戒心、しかしそれが俺の心を擽ってやまない!」

文次郎
「やめろ……頼むから向こうのくノたま達に手を出すのだけはやめてくれ……俺もうフォローしきれないぞ……」

伸一郎
「で、アルバイトなんだけど……。
俺のよく行くお店、つまり向日葵ちゃんがいる店なんだけどさ、店主さんが文ちゃんの先輩ということで、時々手が足りない時に手伝わされることはある。代わりにその日の分の料金チャラにしてもらってんだけど。
そういう意味でなら、アルバイトの経験あり!
あと女の子関連のアルバイトは……古着屋だな。庶民向けの流行を押さえるならここが一番。小物を売っている店も勿論必須。あとは――……」

文次郎
「おいこら、お前は何のためにアルバイトをしてんだ」

伸一郎
「女の子と遊ぶための金を稼ぐため! あと女の子との話題作り!」

文次郎
「……だめだコイツ……」

伸一郎
「でもまぁ、モテるために色々勉強してきたしセンス多少あると思うけど……ここが微妙なラインなんだよなぁ」

文次郎
「どうでもいい」

伸一郎
「聞いてよ! 俺がっつり美形って訳じゃないし、遊び人だから女の子とも気軽に話せる! しかし! 同時に『女友達のノリ』にもなる危険性を孕んでいる!」

文次郎
「……だからどうでもいいって……」

伸一郎
「立花達みたいな美形だったならいい! しかし俺の場合、親しみ安すぎて『彼氏にするのはちょっと……』なのが多い! その上化粧上手とか女子力が高かったら! それこそ『女友達みたいで気楽に一緒に入れる男の子』ポジになるんだよ! だから俺は話題についていけるようしつつも、決して女の子たちの前に出ず、寧ろ出来ることを隠して――……」

文次郎
「――……おい伸一郎、この向こうの鉢屋からのキャラコメ、後半どういうことだ?」

伸一郎
「あっ、そこは内緒。折角だからまだ秋桜さんと三郎君と俺達の秘密ってことで」

文次郎
「……待て、これ俺巻き込まれるフラグ……!」

伸一郎
「――と、いう訳で三郎君! 是非ともやりましょう! 三郎君と俺が組めば、怖いものなし!」

文次郎
「俺は嫌だぞ! お前たちでやってくれ!」

伸一郎
「駄目です。文ちゃんがいないとストッパーがいなくなるから」

文次郎
「ふざけんな! おれは向こうの忍たまを敵に回すような真似は――」

伸一郎
「またそっちにコメしにいくから、よろしくなー!」


楽しかったです。有り難うございました!


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