▼キャラレス 伸一郎 「お久しぶりです! このままドロンすると思いきや、まさかのリターン! 『幼馴染な俺等』の男主、松平伸一郎でっす!」 文次郎 「大量更新は別にいいんだが、この後の展開を考えると鬱にしかなりません。『幼馴染な俺等』の潮江文次郎です」 伸一郎 「久しぶりだねぇ、ここに来るのも。話も一気に進んだし」 文次郎 「いろいろ大幅にカットされたみたいだがな」 伸一郎 「そうそう。もぅちょい下級生との絡みを入れるプロットだったんだけど、さっさと完結させようとその辺りはばっさり切ったらしい」 文次郎 「お陰でこの急展開か」 伸一郎 「まぁそこは置いておいて……さてそれでは、キャラレスに移りたいと思います!」 【A三郎 「こんばんは! お久しぶりです松平先輩!『恋愛アレコレ〜』の鉢屋三郎でーす♪」 A勘右衛門 「同じく尾浜勘右衛門です、こんばんは。 松平先輩とそちらの『潮江先輩』にはいろいろとお世話になりました」 A八左ヱ門 「同じく竹谷八左ヱ門です。 えっと、本当に久しくご連絡もせず申し訳ございませんでした」 A三郎 「…ってな訳で、久々に飛ばしていきたいと思いますよ!」 A勘右衛門 「嬉しいのは解るけど、羽目を外し過ぎるなよ、三郎」 A八左ヱ門 「前回(忍たまキャラ交流)ここに伺ったときは、松平先輩のいる忍たま世界…『幼馴染な俺等』の世界ではめちゃくちゃ大変な事になっていたんだよな…忍たま上級生の仲間達が『天女補正』にかけられて苦しんで、それを助けようと『潮江先輩』と松平先輩が孤軍奮闘していた」 A勘右衛門 「いや、正確には二人だし下級生の忍たま達の協力もあったし六年生の先輩達だって『補正がかかっていない時』は味方だし、『孤軍奮闘』ではないけれど…状況は相当追い詰められていたよな。 天女補正が原作キャラを苦しめる方向にかかっていたから本当に性質が悪いんだよ…って、前も同じ事言ったっけ」 A三郎 「そう! それに気がつく松平先輩達! 当初の『天女様ラヴラヴ補正』と、今現在の『天女様ラヴラヴ補正』は違ったんだよ! 【天女サマに得なんてない。じゃあ誰に?】ですよね!」】 伸一郎 「久しぶり、鉢屋君! また会えてチョー嬉しい! あとでそっちにお土産持っていくからなー!」 文次郎 「連絡しなかったのはこちらも同じだから、気にしないでくれ」 伸一郎 「そういう訳で、色々飛ばしてくださったんだけど……いやぁ、流石サイト方針からその手の内容に鋭い! 前の時から本当そう思っていたけど、『天女補正』の違いに気付いてくれている」 文次郎 「おっ、今日は真面目方針か?」 伸一郎 「眼鏡をかけて準備OK! 今日はとことん真面目にいっくぜー!」 【伸一郎の装備→眼鏡new】 文次郎 「俺もか?」 【文次郎の装備→眼鏡new】 伸一郎 「ひっさびさでテンション上がるわー!」 文次郎 「丁度サイト交流があったのは、【忍たま上級生の仲間達が『天女補正』にかけられて苦しんで、それを助けようと『潮江先輩』と松平先輩が孤軍奮闘していた】時か」 伸一郎 「まだ何も分かってない時だな、丁度大量更新して話が核心に進んだし。でも尾浜君の言う通り、俺達は【孤児奮闘】じゃなくて良かったよな」 文次郎 「ああ、三年生には助けられた。下級生が対象外だったことが不幸中の幸いだな」 伸一郎 「それでも追い詰められていたのは確かだけど。でも鉢屋君のエロ本のお陰で俺はなんとかやっていけたぜ! まじその節はあざっしたー!」 文次郎 「よくよく考えれば、エロネタから話が進んだことになるんだよな?」 伸一郎 「うん。我ながらキャラがぶれていないだと思う」 文次郎 「そして、【当初の『天女様ラヴラヴ補正』と、今現在の『天女様ラヴラヴ補正』は違った】ことに辿り着いた」 伸一郎 「それな。そのせいで余計に混乱を招いたんだけど」 文次郎 「そのことについては、次で話そう」 【A勘右衛門 「この『天女傍観夢っぽい舞台が作られていた』っていう設定と、それに違和感をいだく松平先輩達の会話が重要ポイントだと思う」 A三郎 「だろう? 普通なら…いや、この物語の夢主が松平先輩でなかったのなら、きっと普通に天女退治でハッピーエンドで終わってしまったと思う。 そうはならない松平先輩に敬礼!」 A八左ヱ門 「松平先輩って…こう言っちゃ何だけど、あまり夢主らしく無い所が多い気がするんだよな。 『落乱・忍たま』ジャンルでは男の夢主って結構見かけるけれど、大概ハイスペックで女の子からモテる美男子だったりするだろ。 松平先輩みたいに『自分が女の子好き』で『優秀アピールをしない』男夢主って珍しいと思うんだよ…だから普通の天女退治にならなかったのかな?」 A三郎 「その通りだ!八左ヱ門!」 A八左ヱ門 「へ?」 A三郎 「松平先輩はハイスペック設定をされていないし、周りにできる男だとアピールする所もない…むしろ『いや、無理だから』と自分の能力を自分で解っている…極めて普通の忍たま設定だ。 ここ、『本当はできるけれどメンドクサイからしない』というよくあるラノベの主人公の様な言い訳をしないのが松平先輩のすごい所だろう。 つまり、松平先輩は自身のスペックの全力を出して常に文ちゃんとその友達の為に戦っている…飄々として決して表に出されてはいなかったが、その全力の頑張りは物語に良い感じのスリルと緊張感を持たせていると思うんだ」 A勘右衛門 「あぁ、それは解るな。 物語の黒幕が謎めいていて手強そうだろ…それに全力で立ち向かう主人公サイド…『この先どうなるのか』が全く読めないから盛り上がるし、松平先輩達を全力で応援したくなる」 A八左ヱ門 「おぉ!少年漫画みたいに熱い展開だな。 そうか、松平先輩は『女の子が理想とする男夢主』じゃなくて『少年漫画的主人公』なのか、だから何となく親近感が持てるんだな」 A三郎 「そうそう♪ だから松平先輩は仲間と共に戦うんだよ…まぁ、目に見えて熱血なキャラでは無いと自覚されているからか、あまり『社交的でいい人』ってな雰囲気は見せないが、少年漫画的にはそういう斜めに構えたキャラが実は仲間想いの義理人情に厚い奴だったりするじゃないか。 特に『潮江先輩』への信頼はものすごい…その辺りは松平先輩も一切隠されていない。 その結果【色狂い花】に辿りつき、更にはその先…『天女を退治させるストーリーを作った存在』に気が付かれたんだと思う。 ハイスペックヒーローってのは多かれ少なかれ『自惚れ』な所があるから『天女を退治する方法』を簡単に見つけ出して簡単に実行して『ハッピーエンド』を簡単に掴めるけれど、松平先輩は自分をヒーローだと思っていないし、だからこそ黒幕に翻弄もされる。 でも、いろいろ大変な目に遭って回り道もしたから真実に一歩一歩近づいている…ってな盛り上がりが『幼馴染な俺等』にはあると思うんだ」 A勘右衛門 「急展開もあるけれど、それがまたいいよな。 黒幕に迫った…と、思ったらまだまだ相手は余裕そう。物語の奥深さが感じられる。 それと、完璧なヒーローじゃないってのはこちらの『潮江先輩』にも言えると思うんだ。 それこそウチのジンオウガ先輩と比べてもあらゆる面で優秀さが窺える『潮江先輩』だけれど、できない所や弱点だってある…だから仲間が必要なんだよ。 何て言うか、松平先輩と『潮江先輩』って『二人で一人のヒーロー』なんだと思う」 A三郎 「そうか!『仮面ライダーギン王』じゃなく『仮面ライダーW』だった訳だな」 A八左ヱ門 「何で『かんてん』と関わると『ライダー』ネタを持ってくるんだよ…」】 伸一郎 「ああ、確かに。天女が出てくる話の男主って、ハイスペックが多いよな」 文次郎 「天女の有無関係なく、だろう。女主とは違い、男主は違和感なく忍たまに混じることが出来る。その分、女主と違って性別が同じ分主人公としての個性を確立させるのが難しい。なんせ忍たまは人数が多いからな。その点【ハイスペックで女の子からモテる美男子】という個性は、忍たまの中でも抜きんでた存在として扱いやすい」 伸一郎 「……それ、モブ立場にいる俺への嫌味?」 文次郎 「そうじゃない。これは秋桜様の所でも出た話だが、夢主のスペックは原作キャラによって決まる。基本的に原作キャラは優秀として描かれることが多い。そんなキャラと対等に付き合う為には、【ハイスペック】が必要となる」 伸一郎 「たっ、確かに……」 文次郎 「さらにそこに【女の子からモテる美男子】という個性が加われば、何の違和感もなくくのたまと絡ませたり、天女が出てきた時向こうから接触する動機をつくることが出来る」 伸一郎 「おお……!」 文次郎 「お前はその必要がなかったという訳だ」 伸一郎 「なんで! 俺は! モブ立場なのー!」 文次郎 「……別にいいだろう。向こうの鉢屋や竹谷、尾浜だって言っているじゃないか」 【A八左ヱ門 「…だから普通の天女退治にならなかったのかな?」 A三郎 「その通りだ!八左ヱ門!」 A八左ヱ門 「へ?」 A三郎 「松平先輩はハイスペック設定をされていないし、周りにできる男だとアピールする所もない…むしろ『いや、無理だから』と自分の能力を自分で解っている…極めて普通の忍たま設定だ。 ここ、『本当はできるけれどメンドクサイからしない』というよくあるラノベの主人公の様な言い訳をしないのが松平先輩のすごい所だろう。 つまり、松平先輩は自身のスペックの全力を出して常に文ちゃんとその友達の為に戦っている…飄々として決して表に出されてはいなかったが、その全力の頑張りは物語に良い感じのスリルと緊張感を持たせていると思うんだ」】 文次郎 「向こうの鉢屋はトリックスターとして他所のサイト様と多く交流している分、目の付け所が鋭い。次の発言からもそのとこがよくわかる」 【A三郎 「ハイスペックヒーローってのは多かれ少なかれ『自惚れ』な所があるから『天女を退治する方法』を簡単に見つけ出して簡単に実行して『ハッピーエンド』を簡単に掴めるけれど、松平先輩は自分をヒーローだと思っていないし、だからこそ黒幕に翻弄もされる。でも、いろいろ大変な目に遭って回り道もしたから真実に一歩一歩近づいている…ってな盛り上がりが『幼馴染な俺等』にはあると思うんだ」】 文次郎 「個性というのは、目立たせるだけにあるものじゃねぇ。そいつの役割もまた、個性によって定められる。 伸一郎は『ハイスペックヒーロー』のように爽快さじゃなく、泥臭さを求められた。それが【少年漫画みたいな熱い展開】と評価されたことに、まずは喜ぶべきだろ」 伸一郎 「あー、なるほど……基本的に夢小説って『少女漫画的展開』が求められるし、書き手もそのつもりで書くもんな。だから泥臭さはいらないし、爽快感の方がウケもいい。【『本当はできるけれどメンドクサイからしない』というよくあるラノベの主人公の様な言い訳】は、ラノベ主人公のスペックの高さを表すための言葉だから、俺は逆立ちしても言えねぇし」 文次郎 「ラノベ主人公は基本的に『最強な存在』として、『チートでハーレム』が求められる傾向にある。この場合も、泥臭さより爽快感の方が共感を得やすいんだろうな」 伸一郎 「ははー、で俺は【極めて普通の忍たま設定】だから、【その全力の頑張りは物語に良い感じのスリルと緊張感を持たせている】ことになる。爽快感はないし泥臭いけど、少年漫画的だからOK! ってことかー」 文次郎 「そういうことだな」 伸一郎 「あー、でも。ちょっと違う気もする」 文次郎 「なにがだ?」 伸一郎 「【ハイスペックヒーローってのは多かれ少なかれ『自惚れ』な所があるから『天女を退治する方法』を簡単に見つけ出して簡単に実行して『ハッピーエンド』を簡単に掴める】って鉢屋君言ってるけど……。 今俺こんな状態だから言えるんだけど、夢小説だからそうしないといけないんだよなー」 文次郎 「……ん?」 伸一郎 「だって、『神様退治』までなると落乱らしくなくなるから。 夢小説は基本キャラとの絡みメインだろ? オリキャラは特殊嗜好の部類に入るし、天女物語も人気とは言え特殊嗜好。なのに天女通り越して『神様退治』になんて乗り出したら、室町時代の落乱設定は滅茶苦茶になる上、忍たまの力だけじゃなくて超能力とかその辺の異能も必要になって来る。相手神様だし。 そんなの、だれが得する? って話だよ」 文次郎 「あー……」 伸一郎 「求められるのは、目の前の敵、つまり天女退治。それだけで話は十分成立するし、爽快感も味わえる。更に第二・第三の天女が〜という展開にも持っていける。 だから夢主はさ、気付かない方がいい訳。天女の後ろにいる黒幕や、その思惑に。そうした方が夢小説としてスムーズに話が進むんだよ」 文次郎 「お前は気付いたよな?」 伸一郎 「だから面倒くさい上に、こんなにややこしいことになってんだよ! 話読み返してみ? 要領掴めないめない上に謎が謎を呼ぶ展開! 整理何て一切されていないから、読者の皆様も頭にクエスチョンマーク! 俺達もさっぱりわけわからん状態! 爽快感も皆無!」 文次郎 「いいところが何もない状態」 伸一郎 「それにもかかわらず、【『この先どうなるのか』が全く読めないから盛り上がるし、松平先輩達を全力で応援したくなる】という感想が貰えたんだ。感謝じゃ足りないくらいうれしいよな! それに、俺だけじゃなくて文ちゃんのこともこう言ってくださってる」 【A勘右衛門 「それと、完璧なヒーローじゃないってのはこちらの『潮江先輩』にも言えると思うんだ。それこそウチのジンオウガ先輩と比べてもあらゆる面で優秀さが窺える『潮江先輩』だけれど、できない所や弱点だってある…だから仲間が必要なんだよ。何て言うか、松平先輩と『潮江先輩』って『二人で一人のヒーロー』なんだと思う」】 伸一郎 「何度も言うけど、俺達は決してヒーローなんて柄じゃない。けどこうして【二人で一人のヒーロー】」って言われると、それならいいかもって思えるよな!」 文次郎 「別に俺が優秀という訳ではない……ただ単純に、話の主人公という立場からそう見えるだけだ。それに、向こうの潮江の方が相当優秀だろう。俺は彼ほど忍耐強くはないし、恐らく戦闘能力も向こうが上。芯の強さは言わずもがな、自身の立場を正確に把握し、一番適した行動を取ることが出来る。 悪いが俺は、向こうの潮江と同じ目に合ったら間違いなくブチ切れての伸一郎を巻き込んで徹底抗戦をするぞ。向こうが俺と関わりたくないと思うまで」 伸一郎 「俺巻き込まれんのかー」 文次郎 「俺一人じゃ勝てる気がしない」 伸一郎 「うん、文ちゃんがブチ切れる前に俺もブチ切れると思うけど……相手あのヒメちゃんだしねー? 絶対神様退治以上に面倒。 徹底抗戦よりも、いっそのことヒメちゃんの中にある『潮江文次郎』像を一新させた方が楽かも。んで、準お気に入りの立場にしてそこまで関わらないように仕向けていったほうが、精神的に安定すると思う」 文次郎 「できるのか?」 伸一郎 「文ちゃんが頑張れば! きっと、なんとか! 俺モブ立場だし、ヒメちゃんの眼中に入らないだろうから!」 文次郎 「それが無理だからお前を巻き込むんだろうが」 伸一郎 「えー、じゃあ本当に【『仮面ライダーW』】にでもなる?」 文次郎 「それはいい」 伸一郎 「ネタを! ぶっち切らないで!」 (※ヒメちゃんごめんなさい…勝手に名前出してしまいした…) |