▼キャラレス

伸一郎
「続いてコメント紹介いきましょう! 秋桜さんが外伝『篭の花』について考察してくださいました! その一部をここでご紹介します!」

【キャバ嬢・ホステスといった面を持ち合わせている分、情報屋としても遊女は優れていると思いました。
何気ない客の愚痴や世間話…それを聞いた遊女自身は何の事かわからなくても、忍者ならその断片的な情報を集めて繋いで真実を導き出すといった事をやってのけるはず!
って言うか、伸一郎さんの得意とするのがこれだと思っています。
だからいろんな店に顔を出していろんな遊女さんと仲良しだったりするのでは…『冷やかし』といわれる窓の前で遊女と話をするだけのケースも多そうだなぁと、でも伸一郎さんはそういう『冷やかし』だけで情報を集めるのも得意そう。
何と言うか、『女の子がついついおしゃべりになっちゃうタイプ』なんですよね、伸一郎さんって。
ですが、文次郎さんはそう言うのは苦手そう。(いえ、以前、文ちゃんが苦手だから俺がそこをフォローすると言われていましたし)
苦手なのに向日葵さんに会いに行くのは…やっぱり絶対何かありますよね!?
女装の訓練が当初の目的だったとの事ですが、もう『おふみちゃん』をマスター(?)したのですから必要ないですよね!?
しかもわざわざご指名で向日葵さんしか相手にしないんですよね!?
これ、何のフラグもないと思う方が難しいですよ!】

文次郎
「内容は、俺と伸一郎に関する部分を選ばせていただきました。ご了承してくださると有り難いです」

仙蔵
「遊女屋は所謂中立立場。その店で敵対する者同士出会っても、暗黙の了解の元諍いは起こさない。特に文次郎が贔屓する先輩の店はそれに徹底している為、情報が舞い込みやすくもあるな」

伸一郎
「秋桜さんの言う通り、『冷やかし』である程度情報集めて、その中でも一番持ってそうな子を買うのが俺のスタイル。本当に『冷やかし』だけだと、女の子達が気を悪くしちゃうからなー。それを逆手に取られることもあっけど」

仙蔵
「貴様に選ばれるようわざと持っているように見せかけて、という訳か。遊女はそのあたりの演技にも特化している為、見分けるのは確かに難しい」

伸一郎
「実は敵側寄りで間違った情報を、ということもあるし。情報の真偽も裏付けないといけねえし、金は飛ぶし。遊べるからいいんだけどさ」

文次郎
「俺は確かにこういうのは苦手だ。どうしても必要なときは向日葵に聞くようにしている」

伸一郎
「そういったパターンもあるから怖い。情報を聞き出しているつもりが逆に聞き出されている可能性だってあるから、本当情報戦」

仙蔵
「で、また彼女について聞かれているがどうなんだ?」

文次郎
「ノーコメント」

伸一郎
「やっぱこれフラグだよなー。何時回収すんだよ」

文次郎
「知るかよ」

仙蔵
「二次創作では駆け落ちネタも多いが、文次郎にそれを求めるのは些か酷だな」

伸一郎
「先輩の店の花だし、駆け落ちはまずないな。身請けするにも金がかかるから、進展するのは卒業後っぽそう」

仙蔵
「わざわざ指名して、他の花は相手にせず。これは向こうに勘違いされても文句は言えないぞ、文次郎」

伸一郎
「こうなった俺が一肌脱いで、外堀埋めに埋めて埋めまくって追い詰めた方がいいかもな、うん」

仙蔵
「結婚以外の道を絶たせると。面白そうだな、協力しよう」

文次郎
「何タッグを組もうとしているんだお前たちは」

伸一郎
「立花と組めばなんでもできそうな気がしてきた」

文次郎
「恐怖しかねえわこっちは」

仙蔵
「お前たちは私を何だと思っているのだ」

伸一郎
「そんなことより、酒飲もうぜ酒! あと俺新しい春画本手に入れたんだけど、見る? 裸ヱプロンで盛り上がってたから、探してみたんだー」

仙蔵
「ほお、見せてみろ」

伸一郎
「これなんだけどさー……」


続きます!


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