▼キャラレス

伸一郎
「よそ様のサイトで下ネタはいけないと自重していた分、ここでオープンにいきます。『幼馴染みな俺等』の男主、松平伸一郎でーす!」

文次郎
「今この状況に眩暈しかしない潮江文次郎です」

仙蔵
「何故ここに呼ばれたのか分からない立花仙蔵です。
 ……それで松平、これは一体どういうことだ?」

伸一郎
「がっつり本音トークしようと思って、向こうの『鉢屋』君が送ってくれた嘘発見器と、話のつまみにと酒、あと春画本を用意してみたー」

文次郎
「本気で男子トークするつもりだな、お前」

伸一郎
「望まれているのはそれただ一つ!」



伸一郎
「という訳で、まず最初に向こうの『鉢屋』君が送ってくれたコメントからいきましょう!」

【A三郎
「…松平先輩…先輩は私の気持ちを解ってくださいますよね?裸エプロンは『エプロンのみ』なのが重要なんですよね?男のロマンですよね?ぶっちゃけ、そういうのに理解がある女性とお付き合いできる先輩が羨ましいです」】

伸一郎
「もちろん分かるとも我が同士よ! エプロンのみだからこその萌えがそこにある! これを男のロマンと言わずしてなんと言う!」

文次郎
「変態嗜好」

伸一郎
「ちょっと文ちゃんは黙ってて」

仙蔵
「私の趣味ではないが、男のロマンであることは間違いないだろう。向こうでは主に機能性を重視していたが、この場合機能性ではなく場を盛り上げる要素として捉えるべきではないかと考える」

文次郎
「おい仙蔵、お前もう一本飲み干したのかよ。伊作に見つかると面倒なことになるぞ」

伸一郎
「全く持ってその通りだ、立花。『料理』という概念から離れられないなら、裸エプロンは食的な意味での料理じゃなく、性的な意味での料理をするために着けているもの! 美味しく食べてもらえるように頑張る姿は最高に可愛いと思います!」

文次郎
「伸一郎、手当たり次第開けていくな。開けて飲んでを繰り返すな」

伸一郎
「でもぶっちゃけお付き合いしている訳じゃなくて、現代用語で言うとセフレがいっぱーいだから、羨ましがられると正直『マネしちゃダメだぜ!』って言いたくなる」

仙蔵
「だがよくもまあ付き合ってくれる女性を見つけたものだな」

伸一郎
「こういった趣味って噂話になりやすいんだよなー。俺の場合どんな子でも相手にしてどんなプレイでも楽しんでやる下半身ユル男として知られてるみたいで、向こうから誘ってくる時もある。逆も然り」

仙蔵
「……前々から気になっていたのだが、貴様に苦手なタイプは存在しないのか?」

伸一郎
「いや、普通に存在する。でも別にエロに性格なんて関係ねえし、気持ち良ければそれでいいし、目的達成出来れば問題ないっしょ。勿論恋人にする子は、性格も考慮するぜ?」


仙蔵
「その恋人にしたい女性というのは、向こうの『鉢屋』の言うような女性なのか?」

伸一郎
「ああ、次のコメントのことな」

【A三郎
「…と、言いますか、松平先輩、やっぱり好みは大人の女性、あるいは恋愛にサッパリ気質の女性なのでしょうか?
経験談を拝見いたしましたところ、ひたすら相手にベッタリの依存率高い女性よりサッパリ気質でフランクに付き合える女の子やおおらかで包容力ある大人の女性、『仕事は仕事』と割り切って関係を持てるプロ意識の高い遊女さんとお付き合いがあるようにお見受けいたしました。
そちらの立花先輩にも同様に感じましたが、立花先輩はより一層『プロ意識』…と、言いますか『自立心や自尊心がしっかりある女性』という点を評価されているように思います。はい、遊女であっても自分を安売りしない、美貌も教養も自分で磨いている本物のプロ…何とな〜く、そういうタイプの女性が好みなのかなぁと。
逆に潮江先輩には依存も甘えも受け入れる器の大きさを感じました。
…と、言いますか、『文ちゃんはあの花だけしか相手にしてないんだった』…って、コレ、どういう事なんでしょうか?『だけ』って言いきられるからには相応の思いがあるのではないかなぁと、勘繰ってみたりするのですが?
丁度いい事に『嘘発見器』なる物がございます。親しいご関係にある向日葵さんについてお話を聞かせていただきたいですね♪相手側は相当惚れこんでいらっしゃる様子ですが、潮江先輩としてはどうなんでしょうか?」】

伸一郎
「文ちゃんはさておき。
質問に答えるとすると、恋人にしたいっつう意味での好みなら違うんだよなー。でもセフレにしたいっつう意味での好みなら、あながち外れてない」

仙蔵
「と、言うことは?」

伸一郎
「もっと具体的に言うなら、『恋愛対象』として見てこないってことだな」

仙蔵
「……ああ、なるほどな。確かに私もそうだ」

伸一郎
「『鉢屋』君の言う通り、俺は【サッパリ気質でフランクに付き合える女の子やおおらかで包容力ある大人の女性、『仕事は仕事』と割り切って関係を持てるプロ意識の高い遊女さん】と遊んでるけど、それは単純にもめ事を起こしたくないからっつうか」

仙蔵
「もしもこれが【ひたすら相手にベッタリの依存率高い女性】だったならば、昼ドラ以上の泥沼展開になった挙句刺し殺されているだろうな」

伸一郎
「まあそれが好きであえてそういった子をセフレにする奴もいるけど、俺平和主義だから極力問題起こしたくないんだよなー。人間関係は円滑に、これ鉄則」

仙蔵
「私は貴様のようにセフレにする前提で相手にしていないからな、向こうの言う通りどちらであろうと【自立心や自尊心がしっかりある女性】がいい」

伸一郎
「ああ、立花はそんな感じがする。俺は『文ちゃんを好きな女の子』を恋人にしたい、つうかする」

仙蔵
「正々堂々と横恋慕宣言か」

伸一郎
「文ちゃんが応える訳じゃねえしいいだろ。文ちゃんを好いてる子って特別可愛く見えるんだよなー。でもそのせいで、向こうが俺に本気になって文ちゃんを疎ましがるようになると萎える。かなりムカついてくる」

仙蔵
「……貴様は一生片恋していたいのか?」

伸一郎
「そうじゃなくて、文ちゃん大好きな俺を好きになってもらわないと嫌なんだよ。俺の理想は文ちゃんを一緒に可愛がってくれる子なんですー」

仙蔵
「面倒くさいな」

伸一郎
「自覚してっからセフレをいっぱい作ってんだよ察しろ」

仙蔵
「それはさておき。文次郎、掃除してないで話に加われ。酒を飲め」

伸一郎
「そうだぜ文ちゃん、ここ俺の部屋なんだし気にせずのみまくろーぜ」

文次郎
「……俺もう帰っていいか?」

伸一郎
「だめー」


続きます!


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