▼キャラレス

伸一郎
「死ぬ気で回避しました。文字通り死ぬ気で回避しました。文ちゃん鬼畜ェ……」

文次郎
「最後は向こうの『鉢屋』からのだな」


【A三郎
「どうもこんばんは、『恋愛アレコレ〜』の鉢屋三朗です。
 松平先輩、素晴らしい春画本をありがとうございました。新たな女性賛美に目覚めました。エロも女性の美しさの一つです…って、それはさて置き、本が私の手元に届く前に…ちょっとばかしアクシデントがありましてね。
 はい、ぶっちゃけて言います。こっちのくノたまの一人にこの本の事がバレちゃいました。松平先輩と春画本で交流した事がバレちゃいました。
 いやぁ、まるで寿司屋の水槽の中の魚を見る様な…『可哀想だけど注文されたらお皿の上ね』ってな冷たい目で見られましたよ。当然、松平先輩も一緒に『お皿の上』ですので♪
 我々は一蓮托生です。今後もエロ仲間として、女性達の冷たい視線に負けずに女性の美を追求していきましょう。

 …と、そうそう、本編を拝見いたしましたが、こちらの『鉢屋三郎』君も、松平先輩と気が合いそうですよね。自然に趣味や波長が合う『仲間』って、誰しもいると思うんですよ。
 もとより落乱・忍たまキャラは個性的ですから、その個性を輝かせる人間関係が築ける夢主さんは素晴らしいと思います。仲がいいってだけでなく考え方が真逆で合わない相手とか、ライバル関係とかも『常に夢主側が正しい』でなければ素晴らしい人間関係だと思います。そこだってキャラの個性(夢主も原作キャラも)が表現されている所でしょうしね。

 こちらの松平先輩と『立花先輩』の関係を見ていてもそう思います。
 両者とも『文ちゃん』が大好き、『文ちゃん』を巡ってのライバル関係ですからね。その一方で、エロ関係だと三人揃って仲良しに見えるのも…自然な人間関係だと感じます。

 こっちも何のかの言ってエロには興味津々なんですよ。表向きはメンツやらプライドやら理由を付けて『興味ないフリ』してたアイツらも、松平先輩の御本を見せたら―(ここでコメントは途切れている)】


鉢屋
「……」

竹谷
「……」

文次郎
「……」

伸一郎
「……」

鉢屋
「……流石『俺』。色々と爆弾を投下してくれたな」

竹谷
「いやこれ投下し過ぎだろ!?」

文次郎
「……一先ず、順に追っていこう。最初は――」

伸一郎
「――く……っ、まさかあの表紙でバレるとは……! 『鉢屋君』すまない、もっと俺が工夫していれば……!」

文次郎
「……俺としては向こうのくのたまに謝罪したいがな」

竹谷
「俺達でも見れないような過激な本ですからね、くのたまとは言えども女の子が見たとなると……」

鉢屋
「男に対する軽蔑感が増すでしょうね」

伸一郎
「だがしかし! 俺はここで立ち止まるような男ではない!
 『鉢屋君』、君の言う通り俺達は一蓮托生!
 寿司屋の水槽の中の魚? フッ、上等だ! 水槽の中で派手に泳ぎまくろうじゃないか!」

文次郎
「俺そんな魚食いたくねえな」

伸一郎
「エロを求めて何が悪い! エロとは女性の美しさの一つ! 女性が男性の格好良さを求めるのと同じように、こっちはエロさを求めているだけ!」

竹谷
「響きからして一緒じゃない気が……」

伸一郎
「妄想だって個人の自由! 何もその人をオカズにしているわけじゃないんだから、誰にも害はない! 見たっていいじゃない男の子なんだもん! 溜まるものは溜まるんだもん!」

鉢屋
「はい、下ネタはいりましたー」

伸一郎
「『鉢屋君』、一緒に頑張っていこうな! こっちの立花と文ちゃんも巻き込んでみせるから!」

文次郎
「ノットエロイエスノーマル」

伸一郎
「冗談きついぜ文ちゃん、女を買ってる時点で俺達は同類だろ!」

文次郎
「お前自主的、俺先輩命令無理矢理」

伸一郎
「やだやだ仲間になってよぉおおお!」

文次郎
「俺は水槽よりも海を泳ぎたいんだ」

伸一郎
「いーけーずーぅ!」

竹谷
「うわー……あんまりこういうこと言いたくないけど、松平先輩ちょっと……」

鉢屋
「ああ、みっともないな」

伸一郎
「二人共聞こえてるから!」

文次郎
「エロ仲間はお前と向こうの『鉢屋』だけにしてくれ。俺を巻き込むな」

伸一郎
「じゃあ興味ないっていうのか!? 向こうの子達だって興味津々なのに!?」

文次郎
「伸一郎、ちったあ落ち着けよ……」

鉢屋
「でも向こうの私が誰に止められたのかは気になりますね。リア充の『勘右衛門』か、それともリア充予備軍の『八左ヱ門』か、はたまた豆腐と結婚しそうな勢いの『兵助』か……。雷蔵だったら嬉しいのに!」

竹谷
「リア充予備軍って……いや確かにそうだろうけど……」

伸一郎
「エロトークー! 女性賛美ー!」

文次郎
「ああもう、うるせえんだよこの年中常春頭! 俺はお前みたいに×××××や×××××に興味ねえし、全て鍛練の一貫! お前みたいなエロ思考と一緒にすんじゃねえ!」

竹谷
「せせっ、先輩、それ放送禁止用語ー!」

伸一郎
「×××××には興味あるくせに今更硬派ぶろうとしてもおせえんだよ! いい加減自分がムッツリ助平だってことを認めやがれー!」

鉢屋
「……潮江先輩、そんな趣味があったんですね……」

文次郎
「んな訳あるかぁあ! それに興味あんのは俺じゃなくてお前だろ!」

伸一郎
「それは否定しない!」

文次郎
「否定しろよ!」

鉢屋
「先輩方落ち着いてください。こんな場所で喧嘩されると、向こうの『私達』も困惑すると思いますよ?」

竹谷
「あと放送禁止用語叫ぶの止めてください……聞くだけで恥ずかしくなるので……」

伸一郎
「……ごめん、ちょっと興奮しすぎた。でも文ちゃんと立花をエロ仲間に引き抜くことは諦めない」

文次郎
「だからなんで俺達なんだよ……」

伸一郎
「だって忍たまキャラでこんな話できるの、文ちゃんと立花だけなんだもん。後は俺の友人=モブキャラ(登場予定無し)だから、エロ同盟組めるのい組の二人だけなのよー」

竹谷
「そこで六年い組のお二方が挙げられるんだから、うちのサイトって本当可笑しい……」

鉢屋
「これがキャラ改変か……」

文次郎
「俺も仙蔵もそんな同盟には入らんし、こいつみたいに興味ない!」

伸一郎
「俺達の仲じゃんかー! 『鉢屋』君だって【エロ関係だと三人揃って仲良しに見える】って言ってくれてるし!」

文次郎
「どこをどう見たらそう見えるんだ!?」

鉢屋
「……前の春画本大披露大会の時でしょうね。確かに先輩方は仲よさ気に見えました」

竹谷
「本編だと、立花先輩と松平先輩仲悪そうだけどな」

鉢屋
「向こうの『俺』の言う通り、潮江先輩……というか『文ちゃん』先輩を巡るライバルっていうのもあるだろうな。それが関係しない所では喧嘩しないで仲良かったり、微妙な距離感があったり……忙しいなあの人達」

竹谷
「なんか色々と矛盾しているようだけど、それが自然な人間関係ってことか?」

鉢屋
「恐らくな。このサイトは『喧嘩もする。相手の悪いところも知っている。嫌いなところもある。けどそれでもやっぱり好きだから友達』な関係を目指しているから、松平先輩と立花先輩は丁度友達成りかけなんだろうよ」

竹谷
「それ、潮江先輩と松平先輩も当て嵌まるのか?」

鉢屋
「あの二人が一番当て嵌まってるだろ。松平先輩は盲目的に潮江先輩を溺愛しているようだけど、嫉妬や呆れといった負の感情を抱いていると本編でも描写されているし、潮江先輩だって同じだ。喧嘩もするし、意見が相容れないこともある。
 あの二人は『嫌いだけどそこも好き』を地で行ってるんだよ。
 俺達だってそうだろ、お互いの悪いな所も知ってるし嫌いな所もあるけど、友達じゃないか」

竹谷
「……三郎の言う通りだな。友達だからと言って全部が好きだという訳じゃないし、俺達だって喧嘩もする。
 何か最初は複雑そうに思えてたけど、案外普通なことなんだな」

鉢屋
「そうそ、その普通こそが向こうの『俺』の言う通り、【自然に趣味や波長が合う『仲間』】なんだと俺は思う訳よ」

竹谷
「じゃあ松平先輩とはどうなんだ? なんか向こうの『三郎』は仲良くなることを望んでいるような気がしないでも……」

鉢屋
「さあ、どうだろう? 今のところこのキャラレスの場でしか交流したことないし、先のことは分からないな」

竹谷
「……そういってはぐらかす気だな、お前」

鉢屋
「本当だって。確かに松平先輩と一緒にいたらふざけやすいし楽しいけど、仲がいいとはまだ言えないな。勘ちゃんも『なんかノリでふざけてみただけで、仲良いかって聞かれれば微妙かも』って言ってたし。
 松平先輩も潮江先輩がいない時は俺達を見ても会釈程度で済ますから、尚更だな」

竹谷
「お前ら二人でそれって……なんか『先輩の友人だからその場は仲良くしてみた』って感じだな」

鉢屋
「正直に言うとそれだな」

竹谷
「おいおい、それっていいことなのか? 松平先輩一応『男主』なんだろ?」

鉢屋
「俺はいいと思うぜ。だってメインは潮江先輩との家族愛で、松平先輩は忍たまキャラと距離を置いたモブキャラ立場だったんだから。
 逆にいきなり仲良くなった方が違和感感じるだろ? 今は立花先輩と、下級生もだな。そこからゆっくり俺達とも関わっていってもいいじゃないか」

文次郎
「鉢屋の言う通りだな」

竹谷
「うわっ! 先輩聞いてたんすか!? てか途中から消えてましたよね!?」

文次郎
「ああ、すまん。お前達が伸一郎のことを話していたから、黙って聞いていた。
 あいつに関してはおおまか間違いは無かったぞ」

鉢屋
「それは有り難や」

竹谷
「で、その松平先輩は?」

文次郎
「仙蔵と友達成りかけという言葉に混乱して、ギャラドスに池の中に連れていってもらっている」

竹谷
「どんな反応すかそれ」

文次郎
「戸惑ってんだよ。今までずっと『幼馴染みの友人』ってことで距離を置いてきた奴と、いつの間にか仲良くなっていたことにな」

竹谷
「はあ……」

文次郎
「お前達に関してもそうだ。あいつもまた『幼馴染みの後輩』としか思っていないから、俺のいるところではふざけもするし仲良くもする。けど俺がいない時はどういった態度をとればいいか分からないから、距離を置いてしまう」

鉢屋
「えっ、あれはそういうことだったんですか?」

文次郎
「人間関係ってのはそんなもんだ。特に俺や伸一郎みたいに人との距離の取り方が下手な奴らにとってはな」

竹谷
「三郎も似た感じですね。距離感の取り方が下手って所が」

鉢屋
「ちょっ、俺は下手じゃなくて……そう、雷蔵がいればそれでいいんだ!」

文次郎
「リアル過ぎるから止めてくれ」

竹谷
「否定出来ないのがまた何とも……」

鉢屋
「そこは『俺達は!?』ってつっこんでくれよ、はっちゃん」



伸一郎
「ただいまー」

文次郎
「頭冷えたか?」

伸一郎
「一応。本編とは別枠ということで、今度直接立花に聞いてみることにした」

鉢屋
「(なんで自ら友人フラグを折る真似をするんだろう、この人は……)」

竹谷
「(あの立花先輩が『俺等って友達?』って聞かれて素直に『そうだな』って答えるとは思えない……)」

文次郎
「……検討を祈る」

伸一郎
「うん。取り敢えずエロ同盟を組むのは置いておいて、解決してから改めて勧誘するわー」

文次郎
「まだそれを言うか」

伸一郎
「こうなったからにはエロ同盟を組んでお素敵エロ対談を実現してみせる!」

文次郎
「それは絶対無理だから諦めろ」

伸一郎
「ということで、今回はこれにてお開きに致します!
 秋桜さん及び『恋愛アレコレ〜』の『尾浜』君と『竹谷』君と『鉢屋』君、有り難うございました!」

竹谷
「あっ、もしポケモンと触れ合う機会が来たら教えてくれよ。そしたら教えられることは教えるからさ」

鉢屋
「オリキャラの先輩とは仲良くな、『俺』♪」

文次郎
「今回も話の脱線したりグダグダと長かったりと、申し訳ありませんでした」

伸一郎
「それでは! エロは女性賛美!」

文次郎
「その締め言葉は止めろ」


この度は本当に有り難うございました!


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