2012/05/08 23:17
昨日の夜は宮部先生のドラマでしたね。
あいぼーの時と同じく途中で寝てたとかどういうことだ!【理由】は結構忘れてたんで、ちゃんと見たかった。やっぱり半端に起きて頑張るより潔く録画&睡眠か。4つやるうちで一番楽しみなのは【長い長い殺人】だったりします。財布の物語〜!

追記は没ネタ。
もうどうしたらいいのか、つかどうしようと思っていたのか判らなくなった話。年上×年下は難しい。というか単に年下攻めが好きすぎるだけなのかもしれない。


以下電波ー!

*罪彦・・・。
いやこれもうツッコミ待ちだろ・・・と思いながら我慢してここでひっそり呟いておく(こら。なんであの子には薄暗い感じが似合うんだろうとか思ったりするんですが、哀ちゃんを見つめる瞳とか、あれ・・・コナンくん?ってあの中身17歳をすごく気にしてる所とかもう公式があの子に病みとか隠の気質を垣間見せてる気がしてならないわけで、つまり公式が病気だった(違。ああ、うん病気は私いやあの子への新世界の扉を開いたKys女神でしたね!ありがとうございます!ごちそうさまです!罪彦ひとつで無限にトキメけますっ。リアルでも新しい世界への扉を開こうとする貴女様を、そっと応援しているのです。
夏と快新なんて何がでてきてもいやらしいことになると信じて疑ってない。この夏はシーツが大活躍予感!

*返信不要なのに、もうmsrさんったら///とか思ったが、問題は返信よりも米欄だった(貴様。
御本ってどういうことなのだろうかソワソワ。いやいやコナ本とは限らない?いやいや。とりあえずWEBへの紙面解放を全裸待機で!・・・通販かぁ。買う方は大して苦労はない(振込とか入金・送金する時に銀行や郵便局の営業時間の縛りがあるくらいかな)けど、送る方の負担を考えると、簡単にして欲しいとは言えない・・・言えないようになったのは大人になったのか更に小心者になったのか微妙な所。

*tzkさんはね、こうね、自由に一次も二次も楽しく泳いでる感じがして、じっと見ていたいなぁってことで水槽っていう選択を。という気持ち悪い追加解説。具体的なフィッシュ名は思いつかない(笑。たぶん、熱帯魚とかのカラフルで可愛いやつ!
あ、あと。
居酒屋で店員さんの顔にかかったビールの泡の白さとか黄色さに悶えるお客さんは、後ほど仕事上がりの店員さんに別の白いをかけてあげればいいと思いました。

*馬並tnkと噂の213の男らしさにクラクラします。駄目だ木の柵じゃ・・・!隙間が大きい!それにしても何処処女って、処女探してる業者みたいな。いやそれなら客を呼び込む此処処女あたりか。まぁともかく、あれですよ、当サイトを清純なモノと見て頂いているゆえの見間違いだと信じてます!残業お疲れ様です!
あ、とりあえず童貞BLでググッたら当たり前にみたいにBLコミックが色々出てきたので、本屋に行こうと思ってます(笑。
そんであれもこれも探してきたい!


【先生と生徒】


高校生探偵としてそこそこ名を世間に知られ始め、一風変わった生徒として校内でもそこそこ有名でもある工藤新一は、目下厄介な大問題を前に手をこまねいていた。

「駄目だね、違反は違反!昼に説諭で、コイツは放課後まで没収だぜ、工藤くん」
「・・・そこを何とか」
「特例を認めると後々面倒が起こるもんなんだよ。バレねーようにやってくれりゃーまだしも、アレは見過ごせねぇ」
「・・・」

クソッと舌打ちしたい思いのまま、新一の顔が歪む。その険しい顔も、新一の前にいる教師相手では何の効力も無いらしく、それどころか逆に苦笑をされる始末だ。
廊下を行き過ぎる学生が、これは珍しい光景だと時折物見高い視線を向けてきたが、構うことなく、新一はもう一度頭を下げた。

「ちゃんと、授業中は電源を落とします。お願いします、返してください」
「だぁめ。ったく、らしくねー失敗すんなよ」

確かに己の失態だった。
深夜まで読書に興じていたせいで今朝は遅刻寸前の登校で、いつもなら登校途中で携帯をマナーモードにしておく筈がスッカリと忘れていたのだ。
よりもよって、この担任教師の担当教科の朝いちの授業中の、しかも小テストの最中!に鳴り響いた着信音。
なんだなんだとクラスメイトの視線の集まる中、己の制服の内ポケットから携帯を取り出しー音を止めて表示された名前をチラリと確認した一瞬後に、携帯は新一の手から消えた。
パッと、目の前からー手の中からモノが消失した事態に目を瞬かせると「こーら」と新一の少し頭上で声がしたのだ。
一体どんな動きで浚っていったのか。
目を向ければ、新一の携帯を手にし呆れ顔の教師。

「黒羽・・・先生」
「昼休みに、職員室な」

言いおいて、教師は教卓へと戻っていった。

しかし、新一は昼休みまで待てないと、授業終了後、教室を出た教師の後を追った。
先生!と声を上げて、スタスタ歩く相手を捕まえたのだった。
そしてそこから、校内でちょっとした有名人な二人のやり取りが始まったのである。

携帯を取り上げられたのは一時限目。
一瞬見えた着信元が知り合いの刑事のモノだった。
探偵とはいえ一介の高校生の在校中、下手をすれば授業中とわかった上で掛かってくる電話は、緊急性の高い内容が多い。
昼間まで―最悪、放課後まで放置することは出来なかった。
これは駄目だな、と簡単に予想はつくが諦めきれなくて再度新一は言い募る。相手がこの担任教師でなければ、大抵の教師は工藤くんなら仕方ないか、と無理を聞いてくれたりもするのだが。

「本当に、気をつけますから」
「だーかーらー」
「・・・先生」
「学生の本分は学業だぜ、工藤くん」

返してもらわないと、とてもとても困るんです。と、口以上に眼で訴えて見せたが(新一の経験上、こういった態度を見せるとよくよく周囲の人間が新一の言うことを聞いてくれる事が多い)縋る目を向けられても、この教師は前言を翻すことはなかった。


***


「・・・そうですか、では失礼します」

相手が通話を切ったことを確認してから、新一は乱暴に公衆電話の受話器を戻す。ガシャ、と高い金属音が上がった後、ピーピーピーと甲高い今度は電子音を出しながら、緑の長細い口からテレフォンカードが吐き戻されてきた。

「あー、ちくしょ」

新一と親しい今朝携帯に電話をしてきた刑事は、基本仕事中に公衆電話からの発信をとらないと言っていた(そもそも支給されている携帯だから、そういった電話はシャットアウトされている)から、新一から連絡を取ろうとするのなら、個人認証がされている新一自身の携帯か、公的機関の開かれている窓口経由しかないわけで。携帯が無い以上、とにかく捜査一課宛に連絡を入れたのだが、当然のように刑事は捜査中につき外に出ていて直ぐには繋げません、という返答。

「アレか、アレの・・・いやもしかしたらアッチの事件かもしれねーのに」

どんなに寝坊をしても新聞の事件欄を一読しておく新一である。気になる事件を思い浮かべて、居てもたってもいられない心地である。お呼びがかかるからこそ知り得る情報も増えるのだ。普通ならKEEPOUTと書かれた黄色いテープの向こうのことは一般人には公開されない。

新一は中学生の頃から、自らを「探偵」と称して色々な事件に関わってきた少年である。
それは偶然が呼ぶものが多かったが、中には推理小説家でありながら犯罪トリックに詳しく、警察に助言を求められる父親を経由して、新一自身で調査し解いた事件も多い。その中で警察と関わることは多く、父親が日本からロスに居を変えてからは、探偵少年から父親への介添えを求められーいつしか少年自身の助言を求められるようになった。

高校生探偵の知恵を借りたいと、新一の年齢にそぐわぬ鋭い観察力や洞察力に推理といったものを当てにしてくれる刑事がまだマスコミなんかにはオフレコなんだけど工藤くんだからね、と言って漏らしてくれる情報を元に現実に行われた犯罪を解くのは、新一にとって何よりも心を沸き立たせる出来事である。
不謹慎だ、と思いながらも、提示された事件の状況が難解であればあるほどー極限まで脳も時に身体も張りつめさせ解法を導くのは、犯罪を嫌悪し憎しむ感情をさておき、心が高ぶる作業だった。

よって、現状の新一はまさにおあずけを食らった猫のような状態。鼻先をくすぐる魅惑の香り―さながらマタタビの気配だけにウズウズして、欲しいブツを与えてもらえない。

「もっかい掛けるか・・・いや、いっそ隙をみて」

目の前の緑の電話では用を為さない。やはり欲しいのは自分の携帯。
一体取り戻すにはどうしたものかと、犯罪を暴くどちらかといえば正義よりな探偵らしからぬ発想がふと頭に浮かぶ。違反品保管箱は確か第一職員室の廊下側の棚。あるいはあの教師の机の中か。
いやいや流石にそれは駄目だと首を振ったところで、背後から声をかけられた。

「どうしたんだい、工藤くん」
「あ、白馬」
「次の授業まであと2分45秒だ。早々に教室へ戻った方が良いですよ」

スッと明らかに高価そうな腕時計を流麗な作業で確認して忠告を与えてきたのは、隣のクラスの白馬探。腕時計と反対の手には教科書とノートを持っている。教室移動の途中のようだった。

「あー、うん。予鈴鳴ってたか」
「何か急用が?」

落胆している様子をありありとさせている新一に、白馬が怪訝な目を向けた。それから公衆電話をふと見やり、おやっと眉を上げた。

「携帯をなくしたのかい?」

携帯の普及率に比例して滅多に使われることのなくなった緑の電話。きょうび、あえて公衆電話を使う理由は割とたやすく想像が出来る。

「いや、違うけど・・・あ!そうだ白馬今朝ー」

なんでしたら、僕の携帯から君の携帯にアクセスしてみますが、と言葉を続ける気のよい隣のクラスメイト兼新一と同じくイギリスの名探偵を敬愛するシャーロキアンの友人に軽く手を振った後、一つひらめいて新一は勢い込んで口を開こうとした。彼の父親は警察関係者だ。
だが、それはその場に現れたもう一人によって遮られた。

「おい、授業始まるぞー」
「!・・・っと、そうですね」
「げ」

なんでまたコイツ!と新一は苦虫を噛み潰した顔になる。

「工藤くん?」
「あ、いや何でもねぇ。大丈夫だから、白馬。足止めして悪かったな」
「そうかい?」
「おう」

手をひらひら振って、早く移動教室に行った方がいいぜと白馬を促した。少し心配げな表情を覗かせた後「もし何かあったら次の休み時間に」と言いおいて白馬は早足でその場を去る。同じく新一も白馬とは逆方向に歩きだそうとした。

「往生際が悪いぜ、工藤くん」
「・・・」
「携帯依存ってよりも事件依存?謎解き中毒だよなぁ」
「授業がありますので」

話しかけてくる相手に目は向けず、出来る限り無表情を装って通り過ぎようとした。
だが、突然腕を引っ張られ、足がもつれかける。

「ちょ、?!」
「返して欲しいか?」

これ、と言って、教師がスッと取り出したるは新一の携帯電話。反射的に手を伸ばそうとしたが、新一の手は空を切っただけだった。よろけた新一の腕を掴んだまま、ごく至近距離で口元を歪めている教師を睨めば、相手の笑いは更に深くなった。

「ムカつく」

もはや不機嫌も苛立ちも隠すのが馬鹿馬鹿しくなった新一は、思い切り顔をしかめて現在の心境を吐き捨てた。居眠り遅刻の常習犯ながら成績優秀人望厚くサッカー部ではチームメイトに信望される人気者ーという外面を大切にしている少年には珍しすぎる刺々しい態度。大人の前でよくよく被っている猫は、影も形も見あたらない。
しかし、鬱陶しいといわんばかりの冷たい目を向られているにも関わらず、教師はむしろそんな新一の態度に満足そうに一つ頷いた後、楽しげにこう言った。

「取引しようぜ?工藤くん」




終る。
***

続かない物語。

もうね、導入部分だけでいっぱいいっぱいになって、肝心の「ほら、携帯欲しいならしっかり咥えて」とか教師が鬼畜になるシーンにたどり着ける気がしない。いや嘘です全然そんな流れ書く気なかった清純派だから。
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