Episode4



開け放たれた窓から風が舞い込む。
あたしの髪がその風に煽られて、風と共に靡く。

「それじゃあ、失礼します」

「んー!お疲れ様ー」

イスにキィと軋みをあげさせて、ペコリと頭を下げてくるかわいこちゃんカップルに手をひらひらさせる。
んー。どうしようかな。。。

口を尖らせて、ペンを動かせる。

「…帰るか」

テキパキと荷物を固めて、立ち上がる。

クソッ、あの奔放ボケ男。会議サボりやがって。

なんて悪態を吐きながら。
生徒会室を足早に去った。

+ + + + + + +

「すきです」

おー!熱烈な告白ですねぇ。
さてさて姫君とその殿方は、っと……。

あたしの中に燻ぶる野次馬根性がふつふつと湧き上がる。




-20-

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