毎度毎度、飽きないわね。

と半眼で呆れたように、最早睨むくらいの勢いで湊を見つめる。

「気になるじゃん」

「そんなのが気になるくらいでしたら、仕事をしてください。会長」

“すきな奴”ぅぅ〜?

あんただ、なんて言えるか、阿呆!
言えたらこんなに苦労せんでも済むわ!

「まっ、なんでもいいけどさ」

キィとまた音を立てて背凭れに惜しみなく背を預ける湊。

確かに背凭れは背を凭れ掛けさせるためにあるけどさ。
少しは自重しろよ。生徒会の備品、生徒から集めた集金で補ってんだからな。








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