昼食2
「も……、アーサーさ……やめっ……あっ」
「すっげーやらしいな。ちょっと触っただけでもうこんなだぜ」
アーサーさんは下着の中から手を引き抜くと私のモノでべとべとになった指を見せ付けるように舐める。
彼の長い指に赤い舌が絡み口の端からツ……と糸を引く。その仕草がとても色っぽく見えて思わずゴクリと喉が鳴った。
「こっち向けよ。菊」
色気を孕んだ声に私は逆らう事が出来ず、シンクに凭れるようにしてアーサーさんの方へと向き直った。
アーサーさんは私の足の間に身体を滑り込ませると下着をずらしすっかり熱くなったモノを迷わず口に含む。
「――っ!」
熱い舌にキャンディのようにしゃぶられてもじもじと腰が揺れた。
「ん、あ……っ」
ちゅぅっ、と先端を吸われる。強い快感に目の前が真っ白になる。
「気持ち、よさそうだな」
咥えながら私に語りかけてくる。でも、巧みな指と舌技に翻弄されっぱなしの私には返事をする余裕なんか全然なくてただ、コクコクと頷く事しか出来なかった。
口を開けば出てくるのは、はしたない喘ぎ声ばかり。
淡いグリーンの瞳に情熱の色が滲む。そんな目で見つめられたら私はもう――。
「……も、駄目っ……アーサー……ぁっ! ぁあ……っ」
「いいぜ、イけよ。俺が全部受け止めてやるから」
熱い吐息がかかり、絡みついた指がさらに高みへと私を追い詰める。
そして――――。