No title
「宮地さん、俺っすげー反省してるから! ほんと、マジでそれだけは勘弁してくださいっ! 俺……っ真ちゃんにこんな姿見られたくない……っ」
目尻に涙を浮かべ、縋り付くようにして必死に懇願する高尾を見て、宮地は戸惑いの色を浮かべ、そしてガシガシっと頭を掻くと盛大に溜息を吐いた。
「あ〜、も〜っ! マジでめんどくせえ奴だなお前。泣くなよ……これじゃ俺が悪者みたいじゃん」
「だって……だって俺、真ちゃんだけには……」
緑間にこんな醜態を見られるくらいなら死んだほうがマシだ。
俯いて小刻みに肩を震わせる高尾を見兼ねて宮地の掌が高尾の頬に触れた。
強制的に上向かされ、視線が絡む。
「わかったわかった! 写メは止めといてやるよ」
そっと目尻に溜まった涙を指で掬い、額に軽くキスが落ちる。
もう泣くな。と囁いて強く抱きしめられて高尾は目を丸くした。
「宮、地さん……?」
「たく、これはお仕置きだっつーのに……ほんと、俺お前に甘いよな」
自嘲めいた呟きと共に、肩を押されベッドに再び押し倒される。
「写メは諦めてやるけど、お仕置きは続行だぜ?」
クスッと笑いながら足を高く持ち上げられて、腰が浮いた。いきり勃っている自身に指が絡み、胸ポケットから取り出したひものようなモノで根元をきつく縛られた。
「俺がいいって言うまでイカせねぇからな」
「うそっ、嫌……くっ、ぅっ」
するりと尻を撫でられ、ヒクつくそこに指が押し当てられる。
「もう準備万端だな、咥えながら欲しくて堪んなかったんだろ」
「ん……んっいやだ、コレ……解いてっ」
「ダメだっつってんだろうが。そんなに簡単にイかせてもらえると思うなよ?」
これは、お仕置きなんだからな。と、笑う宮地は心底楽しそうだ。
「……っ性格悪りい」
ぼそりと呟いた、その言葉を宮地が聞き逃す筈がない。
襞をなぞるように抜き差しを繰り返していた指が一気に内部へと侵入し、完璧に覚えられている箇所に触れた。
「ひ……っ、あぁあっ! や、やぁっ」
体の中を電流が走り抜けるような衝撃が貫いた。
「や、やだっソコは……っ」
「いや、じゃないだろ? 気持ちいいクセに」
ぐり、と抉られ腰が抜けそうになる。
「やっ、あ……あっ、ダメっ……ソコ、やぁ……っ」