No title
「はっ、あ、んっ」
「息を吐け高尾」
そっと真ちゃんに頭を撫でながら、優しく声をかけられていっそ泣き出してしまいたい気分に駆られた。
くそっ、コレでもしキレたりしたら二人のせいだかんな!
その辺に転がっていたローションを垂らし時間をかけて埋め込まれていくソノ感触にナカが擦れてゾクゾクした。
「すっげ、全部入ったぞ」
「ま、マジっすか……あっ、あああっ」
じゅぷじゅぷと濡れた音を響かせながら勢いをつけてさらに奥まで開かれて、真ちゃんにしがみ付いて悶える。
「……っ、凄いな」
「ほんっと、すげーな……二本も咥えこんで……ッぎっちぎちに締め付けてんぞ」
宮地さんと真ちゃんが動くたびにじゅぷじゅぷと凄い音がする。
「あ、あっ! は、ぁんっああっ」
ゆっくりと腰を揺すられるだけでも堪らなく感じてしまい、強すぎる快感に目尻に生理的な涙が浮かんだ。
片方の乳首を宮地さんが弄りながら、もう片方は真ちゃんが舌を這わせる。
胸元からピチャピチャと濡れた音がして身体がどうしようもなくびくびくと跳ねる。
「お前は、本当に咥えんの好きなんだな。気持ちよさそうな声出して」
「ちがっ、んふっ、あっ、ひぁっ」
息を吹き込むように囁きながら唐突に耳の中に宮地さんの舌が差し込まれた。濡れた音がクチュクチュと頭の中で響く。
「や、あっあっ、そんな、色々したらワケわかんなくなる!!」
「高尾……っ凄く、イイ顔してるのだよ」
「ばっ、見んなよっ、ふ、ああっヤ、あっ、あっ! は、ぁあんっ! だめ、イくっ、イっちゃ……ぁああああっ!」
もうどっちが動いてんのか、自分が腰を揺すってんのかそれすらもわかんなくなって、真ちゃんにしがみ付きながら身体を震わせて白濁を腹に撒き散らしてしまった。
「おいおい、もうイったのか?」
「凄く、飛んだのだよ」
「でも、悪いな。おれ達がまだだから……」
ぐったりしている俺を余所に二人が止まってくれる気配は全然なくて、射精後の脱力感に浸る間もなく激しく打ち付けられる。
「や、あっ宮地さ……無理っあはっ、あンっ、ダメ、ああっ俺、今イったばっかで……っ」
「それがイイんだろ? ぶっ続けで犯されて連続でイかされんの大好きなくせに」
「ああっ、はンっ ふっぁっ、あっだめっこんなの気持ち良すぎて俺……俺っ」
胸も、耳も、首筋も、二人の手や舌が色んなところを撫で回し、強烈すぎる快感に俺は激しく身悶える。
身体がどろどろに溶かされたみたいだった。永遠とも思える突き上げに、唇から甘い喘ぎが零れ落ちる。もう、何も考えられなくなって、頭の中が真っ白になってゆく。
「くっ、高尾……出すぞっ」
「やべ、おれも……中にたっぷり注いでやる!」
一層激しく突き上げられ、中でどくりと脈打つ感覚があった。
「――ああっ」
それとほぼ同時に、俺も白濁を飛ばした。