No title
「や……真ちゃんダメっ、……挿れんのはダメだって」
誰も居なくなった部室の一角で、オレはベンチの上に押し倒された。
閉じられないように腿を肩に担いで、ダメだつってんのに真ちゃんが怒張しきったモノをケツに押し付けてくる。
「こんなの、宮地さんにバレたら……」
「五月蠅いのだよ高尾。 最近お前は宮地さん、宮地さんと……オレだってお前を独占したいと思う時があるのだよ」
「なにそれ、あっ、んんっ」
盛大なデレを披露しながら、腰を掴み、ローションでヌルヌルになったソコを深々と抉られて身体がびくりと跳ねた。
「あっ、あっ、俺、ダメだって言ったのに……ああっ」
「こんなに簡単に咥えこんどいて何がダメなのだよ。好きなのだろう? 突っ込まれるのが」
「ちがっ、やっ、ああっ!」
内部を激しく擦られて、結合部からぐちゅぐちゅと凄い音がする。一番感じる部分を突かれるたびに自分ではどうしようもできない程の強烈な快感に襲われ堪えきれない喘ぎが洩れてしまう。
「いいから集中するのだよ。……宮地さんが来る前に、俺がたっぷりと可愛がってやる」
激しく腰を揺すりながら、左手のテーピングが口で外される。
シュルシュルと落ちていくソレと、真ちゃんの舐めるような熱い視線にぞくぞくした。
いつ宮地さんが戻ってきてもおかしくない状況で集中なんて出来る筈がない。
それなのに、真ちゃんが俺のイイ所ばかり狙って腰をグラインドさせるから身体が勝手に反応してしまう。
「あっあっ、んんっ」
「――なに、やってんだ。お前ら」
「あ……」
突然部室のドアが静かに開き、地を這うような声がして、真ちゃんがぴたりと動きを止めた。