No title
「はっは……ぁあっ! だめっだ、も……ンッ、ンンッ」
もう声を抑えるのは限界なのか、身体を支えていた肘が突然がくりと崩れカーペットの上に落ちる。
時々炬燵の天板がゆれ無防備な素肌に熱くなったサーモモーター部分があたり、反動で秘部がキュゥッっと締め付けられる。
「ひぅ、……あっ! はっ……ダメ、だって、……ぁあっ」
そのまま構わず突き上げると、呼吸も荒く切羽詰った声色に変わって顎をクッと仰け反らせた。
「あああっ! も……イクっ……ひゅ、がぁッ……ぁ、ぁあっ!!」
「ハァハァ……イっていいぞっ」
腰を掴んで激しく前立腺を抉るように突き上げる。
「ぅああっ……ああっイクっ! 熱いっイクっ……あっ、熱っ! あっああっあーーっ!!」
ビュクビュクと日向の手の中で放つ瞬間のきつい締め付けに耐えきれず、日向の身体もびくびくとわななく。
「まさか、熱いって言いながらイクとは思わなかった」
行為のあと、面白そうに笑われて、伊月は今にも沸騰しそうなほど真っ赤になった。
「仕方ないだろ? 本気で熱かったんだから」
先ほど当たった部分を見てみればうっすらと赤く軽い火傷のような状態になっている。
「……悪かった」
指先でソコを撫でてやると腿がビクッと震えた。
「んっ、ちょ……やめっ……」
その反応に気をよくした日向がサワサワと撫で擦ると小刻みに足が震え先ほど果てたばかりのものがゆっくりと勃ち上がり始めた。
「なんだ……まだヤりたりないのか?」
「ば、バカッちがっ……コレは日向がそんなところを触るから……ぁっ!」
頬を染めて眉を顰め甘い吐息を漏らす彼に、なんとなくムラムラしてその場に押し倒すと強引に口付けた。
「ん! ん、んぅ!」
「悪い、我慢できそうに無い」
「っ……バカっもう絶対ダメ! ダメだからっ!!」
グイッと両手で突っ撥ねて押し問答を繰り返していると突然ドアがパアンと開いた。