No title
必死に止めさせようと腕を掴むが止めてくれる気配もなく、首筋に舌を這わせられて、身体が一気に強張った。
「あっ、ダメっ……マジで……や、ぁっ」
「ダメ? まだそんな事言ってるのか。こんな状態で止めたら辛いのはお前の方なのだよ」
「そりゃそうだけどっ、こんな明るいところ……あんッ、イヤなんだよ」
「明るいほうがよく見えるのだよ」
「見なくていいっつーの!」
真ちゃんってたまに恥ずかしい。
睨んでも全然お構いナシに刺激を与えられて、どうしようもなく全身に甘い疼きが広がってゆく。
イヤだって思う感情と、欲に負けそうな自分がいて、正直もどかしくて、どうしようもなくて自分自身の中で葛藤していた。
その間にも、真ちゃんの手は俺への刺激を絶え間なく与えてくる。
ずっと焦らされてたから、身体の中心が疼いてしかたない。
「も、早くっ……あっ」
「触って欲しそうな顔してるぞ」
「えっ、マジ? 俺そんなだらしない顔してる?」
「あぁ」
ニヤッと笑いながら下着を剥ぎ取られ、後ろに指が触れて自然と腰が揺れた。
「ん、……ぁっ」
そんな俺を嘲笑うかのように、触れるだけ。ヒクヒクと物欲しそうに蠢いているのが自分でもわかった。
でも、真ちゃんは一向に指を挿れてくれなくて、もどかしい思いが広がってゆく。
そんな焦らし方……止めてくれよっ。
「ほら、自分から腰動かして……そんなに入れて欲しいのか? 慣らさなくてもいけそうなのだよ」
「……っ真ちゃんがそんな触り方するからわるいんだかんな!」
俺がそう言うと、真ちゃんは眼鏡を押上げククッと小さく笑った。
俺は我慢できなくなって、俺は真ちゃんの腕を掴んで引き寄せた。
「は……やっぱ我慢できねぇや……早く挿れてくれよ」
耳元でそう囁くと、一気に両足を抱え込まれて腰が浮いた。
熱く硬く猛ったモノが一気に俺の中に入ってくる。ずっと焦らされ続けたせいもあって、内奥を押し上げられる感覚に、激しく身悶える。