No title

一方、緑間と高尾の部屋では、隣で先輩たちが震えがっていることも知らずに愛の営みが行われているところだった。

(た、確かに誘ったのは俺だけど……)

「ちょっ、真ちゃ……もっと、ゆっくり……ぁあっ」

「悪いが、そんな余裕はないのだよ」

「そんな……んっ!」

高尾の腰をがっちり抱いたまま、緑間がひたすら高尾の身体を貪る。

獣のように尻を高く持ち上げたまま背後から突き上げられ、悲鳴にも似た嬌声が洩れる。

「あぁっ、もう……真ちゃんおれ……無理っ」

高尾が身体を起こすと、緑間は高尾の腕ごと背後から抱きしめ激しく突き立てて来た。

「あんっ、ぁあっ。ヤバイって、苦しい……や、ぁあっ」

しっかりと拘束されて逃げることも出来ずに、緑間の動きに合わせて腰が揺れる。

不安定な姿勢に足がガクガクして畳の上に倒れこみたかったが緑間がそれを許さない。

突き上げられると、高尾のイイ場所を緑間の性器の先が擦る。執拗にソコばかりを責め立てられ、身体が弓なりにしなった。

「しんちゃん、マジもう許して、ふぁあっ、こんなの気持ちよすぎてヘンになるっ」

「なればいいのだよ。どうせこの部屋にはオレとお前しかいないのだから」

繋がった部分からグチュリグチュリと卑猥な音が耳を侵してそれが一層の強い快感を引き出してゆく。

「そんな……ぁあっ、も、だめっ いく……っ、真ちゃ……ぁああっ」

高尾は背中を反らせて緑間の胸に身体を預けながら、恥ずかしいと思う気持ちも忘れて奔放に喘いだ。


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