No title

ばふっとベッドに投げ出されてフカフカの枕に顔を埋める。そっと頭を撫でられて心地よさに目を細めた。

「真ちゃんの手、超キモチイイ〜」

「……ッ」

素直な感想を口にしたら一瞬、緑間の手が止まった。数秒の間のあと、指が瞼に落ちる前髪をそっと掬い上げた。

「紛らわしい事を言うな。誘っているのか……?」

苦笑気味な呟きが聞こえる。

「――もし、そうだつったら……真ちゃんどうする?」

「なに!?」

頬に触れていた緑間の手を掴み、指先を口に咥えた。

途端、緑間の指が硬直する。

ちゅちゅ、と軽いリップ音が響き指に舌が絡みつく。

唾液で濡れた唇がぬらぬらと怪しく光り、フェラチオを思わせる舌使いにごくり、と緑間の喉が鳴った。

「俺……今、すげぇシてぇ……。真ちゃんが欲しくてたまんねぇの」

「……ッ」

半身を起こし、首に腕を絡ませた。今にも唇が触れあいそうな距離で見つめると、緑間がたじろいで視線を泳がせる。

「馬鹿な事を言っていないで、少し酔いを覚ますのだよ」

両手で身体を押し返そうとするが、その位で怯む高尾ではない。それどころか逆に力を込めてベッドに押し倒してやる。

「お、おいっ!」

「真ちゃん、口開けすぎ――」

「ん! むっ」

両手で頬を挟み唇を押し付けた。薄く開いた隙間に舌を滑り込ませ、歯列を割り、舌を絡め取る。

次第にキスは深くなり、チュクッと唾液の鳴る音がした。膝で下半身を押してやると緑間の身体が小さく震える。

「なんだ……真ちゃんも勃ってんじゃん」

膝でグリグリと押しながら、キスの合間にそっと指でなぞるとズボンの中で苦しそうにしているソレがびくりと震えるのが分かった。

「いや〜やっぱ、何度見てもでけぇわ」

身体の位置をずらしてベルトを外し下着に手を差し入れいれて熱く反り勃ったモノを取り出すと躊躇いもなくそれを口にする。


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