No title
「ハッ、ムードぶち壊しだなぁ。……まぁいいさ。そんなに高尾の感じてる顔が見たいってんなら譲ってやるよ」
言うが早いか、オレの視界から宮地さんが消えた。
「でも、お前じゃコイツをイかせることは出来ねぇよ? ま、せいぜいそこから見てればいいさ。コイツがおれの手で、ヨガってイく瞬間を」
ククっと短く笑ったかと思うと、背後から高尾を抱きしめるようにして宮地さんの腕が絡んだ。
「これなら文句ねぇよな?」
ニヤニヤと笑いながら、首筋を舐め片方の手で高尾の乳首に触れる。
「ひゃっ、あっ、宮地さ……っ」
途端に高尾の身体がビクビクと腰の上で跳ねた。
「コイツを開発してやったのはおれだからな。高尾が何処をどう触れば感じるか、手に取るようにわかる」
「んなっ……」
「あっ! ああっ、だ、ダメ……宮地さ……いっぺんに色々触っちゃ……っ」
内部をキュンキュンと締め付けながら腰をくねらせ切ない喘ぎ声を洩らす。
「……くっ」
その表情に射精感が煽られ、下から突き上げるように腰を揺すってやる。
「や、ああっ! 真ちゃん、やぁっ、動くな! ……動いたら俺、……おれっわけわかんなくなくなっちゃうだろぉ……っ」
「なっちゃえよ。もっと乱れたらいい」
宮地さんの存在は邪魔だが、その言葉には同意だ。我慢できずに身体を起こすと、宮地さんが愛撫していない方の胸の尖りを口腔内に含む。空いている方の手で放置されていたペニスを握り込むと鈴口から溢れ出した体液がトロトロとオレの手を濡らした。
「や……っああっ、だめ! 真ちゃ……一度に色々触られると俺、おれ……本当に変になるっ」
ブンブンと頭を激しく振り、涙をポロポロと零しながら快楽に溺れていく姿は実に見物だ。
頭がクラクラする。
「変になればいいのだよ」
「そうそ、ここにはおれ達三人しかいないしな」
「そんな……っ!ひゃ、ぁあっ」
もっと啼かせてやろうと、一際大きく突き上げたその瞬間――!