No title
「オ、オ、オ、オレはどうすればいいかなんてわからないのだよっ!」
正直、人とこんな事するのは初めてだ。と言うか、普段からアダルティは事には興味が無かった。だから、全く未知の領域なのだ。
「大丈夫だって、真ちゃんはただ寝てればいいんだから」
語尾にハートマークでも付きそうな勢いで畳の上に押し倒されゆっくりとオレの上に高尾が伸し掛ってくる。
「真ちゃん……ぁっ、……んっんんっ」
位置を合わせゆっくりと腰が沈み込んでくる。熱い、下半身にまとわりつく熱さで腰が熔けてしまいそうだ。
「く……っぅっ……はぁっ、高尾っ」
あ、あ……あっ、やっべ。すげ、デケー……っ真ちゃ、ぁあんっ」
オレの腹の上で淫らに腰をくねらせる高尾。最後まで腰を下ろすと前後に揺らし始める。オレは形のいい尻を鷲掴みにして揉みながら動きに合わせて前後に揺すってやった。
「や、ぁあっ気持い、ふ、ぅんっ」
ビクビクと身体が魚のように跳ねて、その度に内部がきゅぅっと締め付けてくる。
「高尾、やっべその顔……たまんねぇな」
ふっと頭上に影が差したと思ったら、手が伸びてきて高尾の胸に触れた。そして、ぷにぷにと乳首を弄びながら、宮地さんの赤い舌がピンと尖ったもう片方の乳首に吸い付く。
「んっ、ああっ! や、宮地さ……それ! やばっ」
きゅ、きゅっと宮地さんが触れるたびに内部がオレを締め付けて来る。
だが、これでは高尾の感じている顔が、宮地さんの身体でみえない。
「……邪魔です。そこ退いて下さい」
「あ? それ、おれに言ってんの?」
ひくっと頬を引きつらせ、宮地さんがオレを見た。
「あんたしかいないでしょう? コレでは高尾の顔がみえない」
「見なくていいだろ」
「嫌です!」
「言っとくけど、お前の我が儘聞いてやる義理はねぇよ?」
額に怒りマークを浮かべながら、あからさまに不機嫌さを滲ませる。
だが、オレだって引くわけにはいかない。何が楽しくて目前に揺れる宮地さんのブツを眺めなければいけないんだ。
「だいたい、宮地さん二回もしたんだから充分でしょう?」
「回数の問題じゃねぇよ。お前だけじゃ物足りなさそうだったから手伝ってやってんだろうが」
「物足りない!? そ、そんなことないのだよっ!」
「ハンっ、どうだか? お前のはただデカイだけだろ? そんなんじゃ高尾は満足しねぇよ」
馬鹿にしきった顔をして鼻で笑われ、カチンと来た。
「ちょ、二人共……なにやって……」
「五月蝿い! 黙れ! 今それどころじゃないのだよ!」
「えぇぇっ」