No title
「あっ、あっ! 真ちゃ……ひぁあつ」
潤んだ瞳がオレの名を呼んだ瞬間。ドクンと心臓が一際大きく音を立てて――壊れるんじゃないかと思った。
「……高、お……」
自分の声が掠れている。ふつふつと熱が全身を包んでいく。
「――っやべ、出すぞ……っ」
一層激しく腰を打ち付けていた宮地さんがクッと息を詰めた。
「ふ、ぁあっ真、ちゃん……ああんっ真ちゃ、あっあ!」
ビクビクと身体を震わせ何度もオレの名前を呼ぶ。その声に滾るような情欲が奥底から突き上げてきた。
もう、我慢できそうにない。
「緑間もそう言う顔すんだな」
ハァハァと荒い息を吐きながら、宮地さんが高尾の状態を起こす。
「見ろよ高尾。アイツ、おれに突っ込まれて感じまくってるお前見て勃ってんの」
「んっ……ぁっ……すげぇ、真ちゃんのが、あんなに……」
ほう、と恍惚に満ちた視線がオレの下半身に注がれる。その視線にぞくりと背筋が粟立った。
「……っ」
「どうする? そろそろこっちの口も欲しくなって来たんじゃねぇ? お前、咥えるの好きだもんな」
「あ……」
ごくり、と高尾の喉が鳴る瞬間がわかった。
「真ちゃんの、舐めたい……舐めさして?」
上目遣いで見つめられクラクラした。見ているだけで一度も触れていないソコは既に痛いくらいに張り詰めて先端からトロトロと先走りの液を滲ませている。
「ハハッ、淫乱」
高尾はオレの股の間に身体を滑り込ませると、ズボンと下着を一気に引き下げガチガチになったオレのを躊躇いもなく口に含む。
その間にも、宮地さんは再び腰をゆっくりと揺すり始め、フェラの合間に熱い喘ぎが洩れてくる。
「く……っ、う……っ」
ちゅぷっと音が立って熱いぬめりが快感を伴ってまとわりつくのがわかった。股の間で頭を上下させ舌で丁寧に愛撫されて、堪えきれない声が洩れる。
滲む体液を舐めとりアイスキャンディのようにしゃぶられてモジモジと腰が揺れた。
「真ちゃんの……ぁっ、んっすげー、でかいのな」
舐めながらうっとりと囁かれて、オレを見つめる眼差しに欲情が煽られた。