No title
官能に濡れた瞳が戸惑いがちに揺れ、はぁ、と熱い吐息を洩らす。
高尾はくるりと身体を反転させると、緑間の肩を掴みベッドへと押し倒した。
｢お、おいっなんの真似だ！？｣
｢わかってるくせに……なぁ、真ちゃん俺、もう我慢出来ねぇ｣
挿れてもいい？ と、耳元で囁き自ら下着を抜き取ると、緑間の胴を跨いだ。
｢真ちゃんだって、ギンギンだろ？｣
戸惑う間もなく熱い掌が緑間の自身に触れ、そのまま高尾の秘部が押し当てられる。
｢――っ｣
ゆっくりと腰を落とした高尾は、自らの体内に全てを埋め込むとほぅっと熱い息を吐いた。
｢はい……ったぁ。ん、んっ……すっげ、硬い｣
恍惚とした表情で甘い吐息を洩らしながら、自分が一番感じる場所に当たるように激しく腰を揺する。
｢あっ、ああっ……しん、ちゃ……ああっ｣
高尾が動くたびにスカートが捲れ、露になった白い太ももが緑間の胴を締め付けてくる。
｢随分、気持ちよさそうに……喘ぐのだな｣
自分の声が掠れている。ふつふつと熱が全身を包んでいく。
ブラウスのボタンは大きく外れ、隙間から薄いピンクの突起が浮き上がって見える。
乱れたメイド服の卑猥さはいっそ目への暴力だ。
天然の痴態に煽られて緑間の喉が鳴った。
下肢に手を伸ばしスカートの中に手を入れて、トロトロと蜜を溢れさせているそれを扱いてやると、途端に高尾の身体が大きく仰け反った。
｢あっ、あ！ ダメだ……ソコは……っ！｣
ブンブンと首を振りながら、内部がきゅうきゅうと締め付けてくる。
構わずに扱くスピードを上げてやれば、高尾は一際甲高い声を上げて緑間の手の中に白濁を零した。
｢――はぁ、はぁ、はぁっ｣
｢随分感じまくっていたようだな高尾｣
｢あ〜、やべっ力……入んねぇや｣
｢――っ｣
とろんとした表情で、ぐったりと身体を預けてくる高尾の姿に緑間の中にある何かがプツリと切れた。
繋がった状態のまま起き上がり、ベッドに組み敷いて膝を深く折り、身体を倒して耳の後ろや首筋にキスをしながら、激しく腰を遣い始める。
｢や、ちょぉ……あぅ、あっ！ しんちゃ……待て……っ｣
高尾の身体がずり上がるたびにスカートが捲れ、乱れた服から覗く肌がいっそうの興奮状態を生んだ。
｢真ちゃんマジ、激し……ぁあっ｣
｢もう、止められそうにないのだよ｣
｢もっと、ゆっくり……ぁあ、ダメ、だって！ こんなの、すぐイっちまう……っ｣
｢何度でもイけばいい。時間はたっぷりあるのだからな｣
「そんな……っぅんっ」
ベッドが軋み幾度となく感じる部分を突き上げられる。
｢真ちゃ……ぁあっ、ああっ！｣
もうどこまでが自分で、他人なのか、わからなくなってしまいそうなほど二人は行為に没頭していた。