▼ 「あなたのサイト、晒されてますよ」は有難迷惑

晒されているとはどういうことかと申しますと、第三者の手により、例えば某大型掲示板にURLを貼りつけられること。
一昔前ですと、晒された途端に荒らしがやってきて、掲示板への書き込みやメールがバンバン来る、さらにはリンク先のサイトにまで飛び火するという大変迷惑な現象が起きました。
そのため、サイト管理人は晒されていることがわかるとリンクを外し、掲示板やメールを下げ、最悪はサイトの閉鎖や移転を余儀なくされました。

しかしここ数年、サイバー犯罪が洒落で済まなくなりサーバーや警察が警戒するようになったからなのか、無差別な荒らしは激減。某掲示板でも「晒しはスルー」を推奨しているスレが増えました。
晒せスレもありますが、私怨と思われるものや、常軌を逸した行為をしていない限りはスルーです。
特定のサイトをヒッソリとニヤニヤしながら眺めるだけという密やかな行為を楽しむ人々もいますが、目立ったアクションを起こすこともありません。
こういったウォッチャーは、サイトに突撃することはなく、主に某掲示板のスレッドの中でああだこうだ言っているに留まっています。さらに、たとえURLが貼られても、一見してなんの問題もないサイトであれば盛り上がることもなく、やはりスルーされます。
そして貼りつけられたURLは過去のものになり、キャッシュにしか残らず、いずれその痕跡も消えます。
このように「晒される=即トラブル」という方程式は成り立たず、移転や削除等は過剰反応。特に目立った対策を講じる必要がなくなってきました。

晒されれば一時的にアクセスが集中しますし、解析を使用しているサイトが増えましたから、晒されている側も分かっていると思います。
中には晒されていることを明記しパスワード制限を強化するといった対策を行うサイトもありますが、元からそれなりに制限を設けているサイトは通常の運営を続けていることもあります。
さらに、無料ツールを使い特定のURLからのアクセスを弾くこともできるようになりました。

上記のように晒されても周りが反応しないがため、晒した本人が管理人に対してアクションを起こすケースも出てきています。
ですから、晒されているのを見かけ、わざわざ管理人に「晒されてますよ」と告げる行為は有難迷惑ととられることが増えているようです。

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