▼ BLや夢小説は特殊な内容

慣れ親しんでくると麻痺しがちですが、BLも夢小説もサブカルチャーの中でもアンダーグラウンドなものです。特殊なのよってことです。
人には「好き嫌い」ってものがあり、アンダーグラウンドというのは、それが極端になるのです。嫌いならまだマシ。嫌悪ってのもあります。
日本は広いです。

名称変換機能が標準搭載のHPスペースが増え、なーんだか無料スペースの広告もゴッテリBLなものが増えました。SNSや投稿サイトでもナマモノ小説だけでなく、肌色の多いイラストまで見かけるようになりました。
そこだけ見ているとまるで万人に受け入れられているような感じがしますが、世の中そうそう甘くありません。
井の中の蛙、大海を知らず状態になってはいけない。
特にSNSで思うことは「なぜ見たくない人が嫌な思いをしながら、避ける手間をかなければならないのか?」です。

私たちのような趣味趣向の人間だけがインターネットを使用しているわけではありません。
今や年齢を問わず様々な端末を持ち、インターネットを利用するのが当たり前の時代。
フィルタリングもあんまり意味ないです。スマホはキャリアの通信からWi-Fiに切り替えればフィルタリングが無効になりますから。

同性愛批判ではありません。夢見るオトメが悪いってわけでもありません。それが悪いか悪くないかの話がしたいわけじゃない。
BLに関しても夢小説に関しても、その発想自体が受け入れがたい。そういう人がいるのです。というか、そっちが大多数です。
無条件に芸能同人が嫌いな人もいます。そもそも知らない人もいます。
自分にとってはなんともない、むしろ好むものだとしても、見るものを選ぶ特殊なものであるという意識と説明不足のせいで勘違いする人がいないようにという心構えは重要です。
優しさ、思いやりというやつです。

もし性に合わない人の目に触れたら、すべての人がスルーしてくれるわけではありません。キレたファンは怖い。
そもそも芸能同人というものの存在を認めない人も怖いです。正義の元にガンガンきます。
芸能人と人物にまつわるイメージは、事務所の商品であり、利益をもたらす存在です。そして、人には「プライバシー権」「パブリシティ権」「肖像権」といった人格権があります。芸能同人の多くは黙認されているだけで、この人格権を侵しかねないものです。
「法的にどうなのよ?」と聞かれたら、ぐうの音も出ません。問題があるのは抗えない事実です。

だから私たちは地下深くに隠れ、細々と運営していく必要があるわけです。

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