愛,逢,哀 | ナノ
都合のいい夢を見せて







『ゴメンねぇ…気づかれちゃった…,でも大丈夫。また僕が時を戻して"無かったことに"してあげるから。ね?
僕は人間が嫌いだ。けど"君"のような真っ直ぐな心を持ったポケモンが何より大好きなんだ。
だから君のことを応援した,時をねじ曲げ,世界を越えさせ,"ミズキ"の隣に居させてあげたんだよ。
嗚呼,君は何も間違っていない。うんそうだよ。だって君はただ『ミズキの側にいたい』だけなんだ。何も欲張ってない。
そうだ,もっと強欲になればいい!"今回も"ダメならまたミナキを殺せばいい!君の大切な大切な"ミズキ"を奪ったアイツを!
…え?そんなことしたらまた悲しむ?気にしなくていいよ!
ループが続く限り君は永遠に彼女と一緒だ,そしてミナキももミズキを忘れていく!こんなに幸せなことはないよ!!

僕が望むのは君たちの,ポケモンの幸せのみなんだ。人間が傷つこうとも、ポケモンに成った人間が傷付いても別にいいんだ
それは人間が悪いんだからね
でも君は違う,心優しい,主人を思っているポケモンなんだ


さあ,君の口からもう一度言ってごらん?ね?君の願いを,僕が何度だって叶えてあげる,彼女達を"邪魔"してあげる
ホウオウの苦労なんて知らないよ,アイツは彼女味方だし。
なら僕は君だけの味方なんだから











君の願いは?』

























『ミズキのそばにいたい』

















それは一匹の
都合のいい夢から始まった


悪夢

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