繰り返した言葉は、何だっただろう。
僕がここに来てしたことと言えば、何だっただろう。
記憶が蘇る。
あぁ、そうか、僕が君に伝えたい言葉も、僕が君にしたことも。
君だけを愛してる。
もっと言っておけば良かった。
今になって、もう触れることのできない、わびしさに駆られてる。
遠くに居る、愛しき君へ。
元気にしているだろうか。
変わらず、笑顔で過ごしているだろうか。
お前の笑顔を、もう一度見たいよ。
すぐ隣で、すぐ傍で、また一緒に居られたら、どんなに良いだろうか。
触れたい。
抱きしめたい。
そんな爆発しそうな想いを、遠くに居る君に捧ぐ。
距離と時間、お互いの過ごす環境と時代。
何もかもが違っても。
たとえ君が、どこか知らない国の人であったとしても。
また君を見付けだす。
また君に、恋をする。
だから、少しだけ、君より先に旅立って、待ってるよ。
その時が来るのを。
君に会いに行く、その時が来るのを。
ずっと、ずっと、僕はここで待っている。
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