注意うちの子倉庫リンク


【会話】姫始め


シラユキ「ジュリウス、姫始めって知ってる?」
ジュリウス「…いや、初めて聞く。ずいぶん可愛らしい響きだが、お前が姫にでもなるのか?」
シラユキ「んー…どうかしら。貴方かもね?」
ジュリウス「俺が姫でどうする。シラユキの方が似合うぞ」
シラユキ「そーお? じゃ、楽しみにしてるわ」



ジュリウス「…ということがあったんだが。ロミオ、お前は姫始めを知っているか?」
ロミオ「…たのに…」
ジュリウス「ロミオ?」
ロミオ「ジュリウスは仲間だと思ってたのに、この裏切りものぉぉぉ! うわああああん!」
ジュリウス「ろ、ロミオ?!」
ハルオミ「あーあ、逃げちゃった」
ジュリウス「真壁隊長? 事情をご存知であるならお聞きしたい」
ハルオミ「え? んー、姫始めのことなら教えたのは俺だし、逃げた理由もそれだろうなぁ…いやぁ、若いってのはいいねぇ、青くて」
ジュリウス「姫始めとは一体何です? ロミオが逃げるような内容をシラユキが口にするとは思えない」
ハルオミ「逃げるような内容じゃないけど、青少年には刺激が強いんだろうな?」
ジュリウス「俺にも教えてもらえませんか」
ハルオミ「んー、そうだな…決めた。教えない!」
ジュリウス「何故?」
ハルオミ「その方が面白いから。ま、近いうちにシラユキが教えてくれるって! な!」
ジュリウス「そう、ですか…わかりました。シラユキに確かめることにします」
 
ハルオミ「さすがに、今夜シラユキに食べられちゃうよ、とは言いにくいよなぁ…明日シラユキ捕まえて進展聞いてやるか!」
ギル「独り言がデカイっすよ、ハルさん」
ハルオミ「何言ってんだよ、ギルー。お前もシラユキの姫始め気になるだろぉー?」
ギル「ドン引きっすよ、ハルさん」

(翌日)
シラユキ「私が話すとでも思った? そんなもったいないことするわけないでしょ、ジュリウスが減るわ!」
ハルオミ「減るってお前」
シラユキ「は・な・さ・な・い」
ハルオミ「はい、すみません…」


[ 57/78 ]
[*prev] [next#]
[目次]
[しおりを挟む]
TOP
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -