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【会話】サンタさんを信じるほう


ジュリウス「みんな、今日は孤児院への慰問ご苦労だった」
シラユキ「ふふっ、みんなの手元にプレゼントが行き渡ったみたいで良かったわ」
シエル「子供たちの笑顔で疲れも吹き飛びます」
ジュリウス「あぁ、そうだな。しかし、本番は今夜だ。皆も早く寝るように」
シラユキ「あら、クリスマスくらい夜更かししないの? たまに羽目を外すのも大事だと思うけど」
ジュリウス「何を言ってるんだ、シラユキ! 俺たちが起きていたら、サンタクロースが部屋に入ってこれないだろう?」
シラユキ「…そ、そうね?」
ジュリウス「そうだ。煙突がないのが残念だが、サンタクロースならきっと大丈夫だと信じている。俺も今日はすぐに休むよ。じゃあ、おやすみ」
シラユキ「えぇ、おやすみなさい」



ロミオ「…シラユキ、別にアレに引いても誰もお前を責めないぞ?」
シラユキ「引いてないわよ? ただ、ちょっと…可愛いなって…」
ギル「ロミオ、ことジュリウスに関してシラユキにまともな神経を求めるなよ」
ロミオ「ほんっとブラッドってツッコミが足りないよな…ギルに初めて感謝しちゃったよ」
ギル「…クリスマスだからお前の暴言は許してやる」
ナナ「でもでも、ジュリウスってハタチだよねー? 今まで誰も教えなかったのかな」
シエル「ラケル博士が教えない限りはないと思います…ジュリウスは特別扱いでしたから許可なく近づける者はいなかったはずですし」
シラユキ「ってことはシエルは知ってたのよね? ジュリウスがサンタ信じてるって」
シエル「…えぇ。ラケル博士が毎年プレゼントを用意しては、枕元にそっと置いていたようです」
シラユキ「ああもう! 教えてくれたら良かったのに。さすがに今年はないわよ…あ、シエル用意してたり?」
シエル「まさか。そのような無駄なことをする意義を見出せません」
シラユキ「わかったわ。これからアラガミ討伐して何かプレゼントを用意する…行くわよ、みんな!」
ロミオ「えぇ、俺たちも?!」
シラユキ「当たり前でしょ? ジュリウスの夢を壊すなんて…許さないわ」
ギル「諦めろよ、ロミオ」
ナナ「そうだよ、ロミオ先輩。パッと行ってサクッと終わらせたほうが早いって」
ロミオ「はいはい…クリスマスなのに何だ、これ…」

2013.12.27(だいぶ加筆)


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