三年考察 | ナノ

驚く程のシンクロ率を叩き出した某さんとの三年考察を語ってるだけです。
今も尚語っているのでどんどん捏造ワールドは広がり、随時加筆修正します。
支離滅裂でも宜しければ読んでやって下さい^^
※奏も某さんも一は好きですよ!



【三年生全体】
排他性抜群。順は三之助・孫兵≧数馬・藤内≧左門・作兵衛>>|越えられない壁|>>双忍>>>>>学園>その他。双忍は双忍で強いけど、まだ大人というか、自己を保った状態で当たり障りなく世界を広げられる。その点三年生は世界を広げようとする選択肢すら無い。別に広げなくても困らないし、本気で自分達を思ってくれる人は、世界を広げなくても踏み込んでくれることを知っているから。中心は作兵衛と左門。他の四人への影響力が一番半端ない。ある意味、他の四人は作兵衛と左門を通して世間と触れ合っていたりする。自分達が良ければそれでいいというのが基本スタンス。けれど非情にもなりきれない。何よりもお互いが最優先。作兵衛と左門を泣かせる人間には、人権はない。特に作兵衛を本気で困らせるような人間は、仲間でも容赦なし。例えば、委員会で徹夜明けの作兵衛に迷子捜索をさせれば、作兵衛の怒鳴り声の前に三はの実験台フルコース、実習明けの作兵衛に不運救出や予習の尻拭いをさせれば毒虫が飛んでくる。はたまた、忙しさに余裕を失くした作兵衛に毒虫捕獲をさせると迷子の鉄拳制裁が待っていたり。…まぁ、お互いそんなことは分かっているので、滅多なことでは起きない。公私の見分け方は呼び方が一番手っ取り早い。「作兵衛の手を煩わせていいのは自分達だけ!」と普通に思ってる。お互いはお互いのものだと何の疑問もなく思ってる。自分達が異端、ではなく、周りが皆おかしい、と思っている。そこら辺まだ子供というか、最初っから周りや世間体や一般常識に興味が無い。六人の絆は他の何よりも重いものだけど、絆を天秤の一方に乗せれば、最早傾いた天秤が戻ることはないけれど、一番大事なのは「彼ら(自分以外の五人)が幸せであること」。六人のうち誰かに何かあったら「手負いの獣モード」になる。一人でも欠けたら、きっとどこかが壊れてしまうから「ずっと一緒にいたい」よりも「欠けるわけにはいかない」という思いが強い。全員が他の五人の死に目に遇うことはないんだろうなって思ってる。何故なら、他の五人が死ぬような目に合っている時に自分が生きている筈がないから…生きていたら、そんな目に遭わせるわけがない。何もかも一緒がいいから、当然死ぬ時も一緒か、同時。というのが三年生の死生観。分かり合ってる信頼感が半端ない、でも無い訳じゃない独占欲や支配欲はかなりある。普段はただの甘ちゃんな仲良しにしか見えないから余計に質が悪い。作兵衛が総愛し愛されなので、仲間内の独占欲は周囲を傷付ける形でかなり強固に現れる。その場合の周囲との緩衝剤は、在校中なら四年。交友関係を湖に例えたとしたら、六人の湖はそう簡単に広がらない。広げられるほど、他人を信用出来ない。一はに匹敵するトラブルメイカーにも関わらず(五年生に匹敵する修羅場を三年生で経験してる)(六年間を通してのトラブルの数は「一は=三年」でも、修羅場に限定するなら「一は<三年」)、騒動時での先生などの助力はクラスが違うことも含めほぼ無いに等しいから、一は程には先生を信頼していない。その分自分達を導いてくれた六年生には結構な思いを抱いている。一はとの明確な違いは「信頼できる大人の存在の有無」と対人の基本スタンス。何で仲間内を信じているのかというと、それこそ最初は「そうしなければ生きられなかったから」。一年時(しかも入学間もない時)にトラブルに巻き込まれて、周りにいるのはお互いだけで、先輩も先生も助けに来てくれない。その場を切り抜けるためには、「人を信じられない」なんて言っている余裕は無かった。だから、近くにあった手を取った…そしたら、その手が思ったよりも暖かくて、優しくて。同じような痛みを知る者同士しか理解出来ないそれを共有できる者達がいて、未熟な精神じゃ縋る他なくて、そのあまりの心地好さに、傷ついていた心はどんどん病みつきに。ある意味きり丸とは組の関係に似ているけれど、三年生には「土井先生」や「山田先生」という信頼出来る大人がいないから、その分同級生に縋ってしまったのはある意味当然というか。自分達を傷付ける外界を拒絶して、でもそれじゃ生きられないのも知っていたから渋々「ほどほどに」暮らして。それからはトラブルは自力で解決が原則で、最初こそ解決する方法は先輩のやり方(戦い方)を真似することだった。なまじ潜在能力があるから上手くいってしまう。その危うさに一番に気付いたのが六年生(当時四年生)。このままじゃヤバいと、教えられる全てのことを教える。分かってあげられるけど自分達は既にそれが出来ているから、せめてもと行動する六年生。その過程を見ていたのが五年生。詳細は知らずとも「普通に」喧嘩やら何やら出来たのが四年。人知れずガンガン実力を伸ばしていくけど、トラブルに巻き込まれたり、知識や経験が伴っていなかったりで、学園の成績は孫兵以外いまひとつ。六人は確かに排他的だけど、受け取った優しさに気付かずにいるほど鈍感ではないからちゃんと同じだけの想いは返したいと思う。そんな時六年生から「俺達だって、自分がしてもらったことをお前らに返しているんだ。だから、お前らも返すなら後輩に返してやるんだぞ」って言われて、だからこそ排他的な六人も、後輩のことはちゃんと可愛がる。
委員会での相当なスパルタでぐんぐん実力が上がっていく作兵衛と数馬に感化されて、他の四人も決して実力で劣って均衡を崩すことにならないよう努力し、結果的に高め合っているから、必然的に六人の水準が凄く高い。
結論:やきもち焼きで面倒なお子様。


【伊賀崎孫兵】
依存症のきらいがある。有毒生物が好きすぎるというよりも人間嫌い。周囲が思うほど、毒虫を嗾けたりはしない。結構感情豊か。ジュンコは御嫁さん。毒の耐性をつけすぎて、痛感が少し鈍い。
湖は狭く、均等に深い。外界を拒絶してる。湖の領域は孫兵にとって神域。何よりも特別で格別で、湖の領域だけが孫兵の世界。五人と、入っていても委員会メンバーくらい。更にはその湖は森に囲まれていて秘境。入るどころか見つける確率すら低い。
特殊な嗜好(有毒愛好)をとことん毛嫌いされていて、実家(商家)では分かってもらえなかった。厄介払いに忍術学園へ。卒業後、孫兵の実力に目をつけた実家が家の為の道具として連れ戻そうとし、殲滅対象に。御家騒動六番目。終わった後、学園でジュンコと異種間婚儀を挙行して晴れて夫婦となる。

【富松作兵衛】
受けでも攻めでもプラトニックでも、男前具合は不変。自分達だけの世界に生きてるんじゃないと思ってるから普段は鳴りを潜めているものの、いざという時は充分独占欲が強い。第一印象こそ目つきの悪さや口の悪さで悪印象が多いけれど、一度気に入られたらとことん気に入られるタイプ。「手負いモード」の時には一番冷静。普段から彼らの面倒を見てるから、逸早く誰がどういう精神状態とかが分かり、世話してたからこそそんな彼ら相手にどうすればよいかも熟知している。そして「自分が冷静でいること」こそが、最後のストッパーになることを知っている。世話焼きというか、誰かの為になることをすることこそが作兵衛の存在意義。彼にとってはそれが当たり前(当たり前すぎて自己犠牲の感覚もない)だから、妄想癖が暴走した果てにあるのはいつも自虐思想で、作兵衛が出した策は殆ど作兵衛の負担だけがやたら重い。この所為で、より他の五人が「自分達が作兵衛を守らなきゃ!」みたいな考えに至る。しかしその自虐思想も五人に出逢ってから徐々に「大切な人達にとっての自分」が見えてきて改善の道へ。技術と経験がモノを言い、結果がすべてである用具委員会の最年少委員長になるであろう作兵衛の苦労を少しでも減少させる為に、食満が作兵衛に礼儀作法やら技術やらを叩き込んだ。なので相当優秀。ただ作兵衛が一番厳しかっただけで、今の一年生三人が受けたスパルタは、殆どスパルタに入らないくらい優しい(でも基本技術はしっかり叩き込んでる)。
湖は広く、なだらかな坂みたいに中央へ向かうほど深く、中央だけは底無しなまでに深い。中央から遠い程浅く、徐々に深さを増していって、真ん中から内側辺りが用具、中央周囲が三年メンバー、中央の底無しは“唯一”。依存でも執着でも愛情でも、とにかくそんな風。例えるなら渦潮か蟻地獄。
どっかの城の城主の息子。次男坊。年の離れた兄がいて、跡取りは兄。で、最初こそは兄の影武者になるために忍術学園に入らされた。結果的には在学中に家は没落。実家没落後、今度は、城主次男である作兵衛を旗印にして御家再興を図ろうという動きがあり一時期退学させられそうになるものの、何やかんやで退学せずに済んだ。そして家が没落した時に、左門に実家へと誘われていたのを板挟み(今までの影武者になるのだという家の刷り込みと学園での日常で得た本心)で惑っていたのを、左門の方へ、と決めた。元・兄の許婚な許婚(名前は珊瑚姫)がいたが結婚はせず、今や良き文通相手。御家騒動二番目。

【次屋三之助】
基本的に大切なものと普通なのとそれ以外の三つ区切りで成り立っている。作兵衛達以外割かしどうでもいい。それ以外の分類は、ただ自分達に手を出さないのなら心底どうでもよくて、薄情。一度会っても次には忘れてる。余計なのは記憶から消してる。両極端。大切なもの及び唯一には常軌を逸した愛情を注ぐ。愛に貪欲な、ある種のヤンデレ。五人のことを「俺達の」と所有格で言う。
湖は狭く、均等に深い。外界を拒絶してる。湖の領域は三之助にとって神域。何よりも特別で格別で、湖の領域だけが三之助の世界。五人と、入っていても委員会メンバーくらい。岸の向こう側が見えにくく、なのに悪意や敵意などには敏感。
上に兄と姉がいる三男坊。父親の、母親に対する狂愛の所為で家庭崩壊(三之助はそれを継いでる)。兄と姉は父親がそうなりかけた時点で早々に家を出て行方知れず(not迷子)たまに来る文で元気に生きていることは分かる。母親は母親でそんな父親を諌めることも出来ずに今も尚共にいる。卒業後、兄か姉から「生活も安定したから一緒に暮らさないか」と文が来たが作兵衛達の傍が一番良いと断った。三年の中では最も普通な兄弟間。ただ両親が駄目だった。御家騒動四番目。

【神崎左門】
基本的に作兵衛の味方。本気の時は口を閉じる。とにかく周囲への影響力が強い。正に太陽。メンタル超強いから滅多に泣かないけど、ただ、感情に素直なので、泣くのを堪えるのが苦手。
湖は案外狭い。見渡しがやたらといいのに遠近感がぼやけている。近くに感じても実際は遠くて、遠いと思えば近い。左門自身が動くから、中央に辿り着けるのは限られたものだけ。
実家は神事を司っている。宗主である両親は独裁的で元より周囲からよく思われておらず、左門も後継を強要されていたからあまり懐かなかった。しかし五・六年時に、実家すら“手段”にしようと両親に下剋上して自分達の拠り所を創り上げ、且つ卒業後には作兵衛と三之助を雇う。御家騒動三番目。

【浦風藤内】
充分作法委員。特定(五人を傷付けたりしたやつ)に対してのみドS。案外短気で、六人の中では一番の危険思考。
湖は断崖絶壁ギリギリにあり、扇形。中央は扇でいう骨の重なった軸で、岸壁側。中央に向かって水位が増し、深くなっている。透明度が高く綺麗だけど怖い。
女系一族の四番目の長男。姉が三人いる。女の表も裏も知り尽くしているので女に夢を抱けない。女系一族故、長男といえど男の誕生はあまり喜ばれなかった。卒業後、一族同士のいざこざに巻き込まれかける。一般的な御家騒動。終結後、母と三女とは和解という形になるがやはり実家には帰らない。御家騒動五番目。

【三反田数馬】
保健委員全員にも言えることだが、不運故にすごく図太い。幸福の基準が周囲より下回っている。一番何を考えているか分からない。底意が知れない。博愛に見えて実はそうではない。作兵衛と同じく技術と経験、結果がモノを言う保健委員会の委員長を四年生で継げるように伊作からスパルタ受けている。チームでの戦闘では常に後方支援。
湖は狭い方で、不特定の位置に深いところがある。ふわふわした曖昧な感じ。中央に近い筈なのに壁がある、一見すれば遠いのに心開いている。
早熟タイプの優秀な弟がいる。両親は優秀な弟ばっかり気に掛けて、比較されたりするような差別を受けていた。その負の連鎖を五人が絶ち切る。三年生になってすぐに縁切る。御家騒動一番目。


11/04/08.