丹+神+清+若手組

→OB強し。


――清川が通う大学の大学祭当日、部活帰りに見学兼遊びにやってきた高校生3人組。
そこで見たものとは。

「すんませーん、ここにキヨちゃんって言う激モエのメイドさんがいるって聞いたんだけどー」

「俺達キヨちゃん指名で!あ、指名料取るの?ワンドリンク制?」

「え、あ、あの…指名制では…あ、し、少々お待ちください」

いきなりやってきたスーツ姿の男二人に迫られ困った顔であわあわした後、仕切られたパネルの奥に引っ込んだメイド(勿論サッカー仕様でムキムキ)。
その後少しして出てきたのはめちゃくちゃ不機嫌な様子の清川メイドだった。

「…いらっしゃいませ」

「おー!やっぱ可愛いなキヨちゃん、お前そういうの似合うなぁ本当」

「…どうもッス」

「ユーかわうぃーね!」

「…(イラァッ)ガミさん仕事は?」

「あるよ?」

「え?」

「こいつ今名目上は外回り中、キヨちゃんのメイド姿拝みたいっつって抜けてきたんだよ」

「はぁぁぁっ!?ダメじゃないッスか!仕事中に!何考えてんスか!」

「いいのいいの、メイドカフェも外回りの一貫、それよりちゃんとメイドさんらしくしろよーご主人様って言ってさぁ」

「(完全無視)丹さんは休みッスよね?何でスーツなんスか?」

「俺この後家庭訪問なんだよ、どう?イケてる?相手若奥さんだからちょっと気合い入れてみたんだけど」

「ユーかっこうぃーね!」

「…(二人とも何故来てしまったんだ)じゃ時間もないだろうし、何か飲みます?サービスするッスよ?」

「マジ?じゃあ俺は、キヨちゃん特製スペシャルドリンクおまじない付きで」

「勝手にメニュー変えないで下さいよ…」

「じゃあ俺はキヨちゃん実演生搾り練乳入りカルピス特濃で!」

「そんなメニュー無いッスよ!それもなんすか!その何だかいやらしいネーミングは!」

「実演生搾りってとこがポイント」

「あ、じゃあ俺もそれにしようかなー、キヨちゃん2つよろしく」

「だーかーらーっ!」

――ガミさんと丹さんに絡まれ真っ赤になって突っ込む清さん。
それを遠目に見つつ笑いを堪えるメイドたち(サッカー部員)。
その異様な光景に呆然とする通りすがりの高校生3人組。

「あれって…ガミさんと丹さん?」

「そッスね、そんでメイド姿のキヨさんが絡まれてる」

「なんか変な空気のような…って、あ、殿さん(い、いつの間に?)」

「椿くん来てくれたんだ、世良くんと赤崎くんも」

「わぁっびっくりした!殿さんチィーッス!」

「お邪魔してます」



end.



下ネタはサッカー部仕様、無茶振りはOBの特権ですw
それにしても丹さんもガミさんもヒドイ。



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