→朝、洗面所にて
「ウス!世良さん!」
「はよー、椿は相変わらず早えーなぁ俺まだ眠ぃよ…」
「今日は特別ッスよ、始業式なんで」
「えー?始業式?だっけ?あれそうだったっけ?」
「そうッスよ?」
「あーだから赤崎いねぇのね、あいついつも起きてくんのギリギリなのに」
「そうなんすか?」
「うん、低血圧ってやつ?その癖洗面所独占して髪立ててやがんだぜー?朝から腹立つだろー」
「あはは」
「でもここだけの話、あいつ始業式とかの全生徒が集まる日だけは起きんのが早ぇーの、何でかわかる?」
「…?わかんないッス」
「女子だよ!」
「!?」
「他クラスの女子も集まるだろ?だからそこで自分をアピ「くだらねぇこと話してんじゃないッスよ、朝から」
「あ、ウス!ザキさん!」
「だって本当のことじゃーん、じゃあ何で今日は準備が早いんだよ」
「ミーティング」
「は?」
「?」
「始業式忘れてる位だから覚えてるわけ無いだろうけど、今日始業式の前にサッカー部はミーティングっすよ?」
「…は?」
「??」
「あ、1年は関係無い、2・3年生のレギュラーだけのミーティング、昨日の練習後監督言ってたじゃないっすか」
「はぁー!?!?」
「ほっ(安心)」
「バカ崎早く言えよ!もう!何時からだよ!」
「あと15分、俺お先しまーす」
「えー!?何だよもう!時間全然ねぇじゃん!うわー!!!」
「じゃあ椿、後でな」
「あ、うす、行ってらっしゃい!」
「レギュラー枠一人分空くかもしんねぇからその気で準備しとけよ椿ー?」
「へ?」
「バカ崎!うっさい!!」
end.
始業式とか何かと人が集まる時だけビシッと決めるザキさんw
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