コンコン、とノックの音で目が覚めた。

「おい***、早く起きねぇと入学式早々遅刻すっぞ?」


私が起き上がるより早くに、エースがフライパンを握りながら部屋に入ってきた。
ついでにガバッと布団をめくられて、思わず『お母さん…』と呟いてしまった。


「誰が母ちゃんだ。」
寝起きでグチャグチャな髪の毛を、エースの手で更にグチャグチャにされた。
『ん、エース…手おっきくなったね。』
触れられた頭にあるエースの手を握ると、本当に大きかった。


「早く着替えねぇと俺が着替えさせるぞ?」

エースが笑いながら云うもんだから、私はすぐさま『着替えまーす。』とエースを部屋から追い出した。

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