『エース、私熱有るみたい。とても残念だけど私学校に休むわ。ああ大丈夫。ご飯の心配はいらないよ。勝手に作るからさ。』
一気に云って、踵を返し部屋へと走ろうとすると、頭を掴まれた。
「ズル休みは良くねぇんじゃねぇのか?なぁ***。」
『熱あります。』
エースは「嘘つくなぁ!」とオデコを叩いてきた。痛いし酷い。
「***、嘘つくとウソップみたいに鼻長くなるぞ!」
『ルフィ、ウソップって誰?』
「ウソップなんざどうでも良いから、サッサと制服に着替えてこい!!」
『やだやだやだー!私はもう不登校女子になるんだー!』
「そんな下らねー宣言すんな!」
はぁ、と溜め息ついたエースが「俺が守ってやっから。」と呟いた。
すぐさまルフィが「守る?何でだ?やっぱり***イジメられ「イジメられてねぇから心配すんなルフィ。」
ガシガシと私とルフィの頭を撫でる。
『エースが…居てくれんなら…。』
「っ、お、おう!」
「俺もいるぞ***!」
ニカッと笑うルフィに、少しだけ頼もしさを感じた。
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20110430
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