休み時間に、俺はローの教室に足を運んだ。ローは眠たそうな面して俺を見た。
「…なんか用か。」
「お前、今日下駄箱殴っただろ?」
ローは「覚えてねぇ。」とだけ吐き捨てる。
傍らでキャスとペンギンが「ほら朝の。」とか「キャプテンが覚えてると思ってんのか。」なんて囁き合う。ベポに至っては窓から空を眺めて幸せそうだ。
「あのよぉ、あの下駄ば…うぉっ」
言いかけて背後から服を引っ張られた。
振り返ると、顔を覆って軽く泣いてる***と、その***を両サイドから慰め、困ったように笑うマルコとサッチがいた。
- 17 -