「ああ、それキャプテンだ。」
私の下駄箱破損の犯人は案外早くに見つかった。
「おうキャス、それ本当か?」
私はエースにキャスと呼ばれた人を見る。キャスは「低血圧過ぎてイラついてたんだよあの人。」と話てくれた。
低血圧でイラついてたから私の下駄箱はサンドバックにされたのか。なんて迷惑。
「悪ぃな、キャプテンも悪気が有ったわけじゃねえからさ、許してくれ。」
「キャス、ローの奴に直しとけって云っとけ。」
「はいはい。」
キャスは苦笑いしながら消えた。
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