抹茶ミルクのお味はいかが?


炬燵で暖を取りながら、アイスを食べる。以前ならば、こんな寒い日にアイスだなんて考えられなかったのに。

抹茶のカップアイスを食べる私の目の前では、つい先日恋人になったばかりの食満先輩が真白なアイスキャンディをくわえていた。もごもごと先の方だけ口に含んで、彼の視線はテレビ画面に釘付け。

「食満先輩、アイス、溶けてきてますよ。」

言い切る前に、ぽたりと雫が手の甲に落ちた。

「あー、溶けるの早いなぁ…」

薄く開いた唇の隙間から、ちろりと赤い舌が覗いて、白いソレを舐め取り、次いでアイスに伝う雫を下からゆったりと辿っていく。最後に乾燥して少しかさついた唇をぺろりと舐める姿に、どくん、と心臓が跳ねた。

「…食満先輩、」

「ん?なんだ、鉢屋。」

楽しそうに細められた瞳、やられた、確信犯かよ。

「キスしてもいいですか」

もうそれ質問じゃないよな、とクスクス笑う彼の唇に、私は噛み付くようにキスをした。

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もとはAP/Hの日仏だったものを書き換え。
後輩×食満…///




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