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「カカシ…さん……、」
「勝手に話を進めてもらったら、困るんだよね。」
そのままぐっと引っ張ればカカシはカミコを自らの後ろへと引かせる。
クロツキはやれやれ、なんて苦笑な笑みを浮かべた時、さらにその後ろの気配に気づいた。
「…カミコは、やっぱり愛されてるんだな。」
「「カミコ!!!」」
後ろから少し遅れてきたのは奈良親子の二人。
カミコはなんで、という顔をしているも、シカマルはカカシの後ろにいたカミコを引き寄せそして抱きしめた。
「!?」
そんな様子をみればシカクはふっと笑みを浮かべ、そして視線をクロツキへと移す。
クロツキは相変わらずやれやれ、と少し困ったような笑みを浮かべ此方をみていた。
「神楽クロツキ。残念だがカミコを渡すわけにはいかない。」
「カミコはもう木ノ葉の忍だ。」
「…馬鹿な連中ばっかだな、木ノ葉の里は。
カミコを仲間にしたなんて思ってるなら大違いだ。こいつがいる限り木ノ葉は永遠俺達暁が狙う、それをよーく覚えておけ。
そして、カミコを奪い返しに来る。覚悟しておけ。」
そういった後、ぽんっとその姿は消えた。
どうやら影分身のようだった。