07




カミコが木ノ葉へと来てから一週間がたった。
その間カミコは家から出ることもなく、用意されたこじんまりとした部屋でただただ籠って過ごしていたという。


そしてあの木ノ葉へ来た日。
火影はこんなことをカミコに言っていた。




「丁度今日下忍の班分けが行われたんじゃ。カミコにもこの木ノ葉で下忍として過ごしてみてはどうじゃ?」





位をすっ飛ばして暗部入りしたカミコが、この木ノ葉で下忍から忍をという火影からの提案に、その時は首を縦に振ってしまったことを今更ながら後悔をしていたカミコ。



そして今日は自分の担当上忍との顔合わせがあるとの通達を受け、一人火影邸の火影室へと向かい、その扉を叩く。


中に入ればそこにいたのは火影と―――――、






「よぉ、お嬢ちゃん。一週間ぶりだな。」







初めて木ノ葉に来たその日、火影の横にいた男だった。
彼はニカっと笑い右手を挙げた。









「一週間前はロクに挨拶もする時間なかったからな、すまないな。」


「いえ……。私の担当上忍……の方ですよね…?」







その男は頷いた後に、ニっと口角を上げた。






「そうだ。今日からお前につく事になった。第15班の担当上忍にあたる奈良シカクだ。よろしくな。」



 


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序章
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