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少ししてシカマルも合流すれば、カミコとシカマルの体術の修行が始まる。
シカマルはまだ傷がと気になりいつも以上に動きが鈍くなれば、カミコは遠慮なくシカマルを吹っ飛ばす。
何度も、何度も。
「はぁ…はぁ……、」
俺、結構面倒くさがりがウリだった筈なんだけどな……。
カミコとの修行となると楽しみで仕方がねぇんだよなぁ。
…っつか、こいつ昨日重症の怪我負った筈なのに、何事もなかったかのような動きをするのはなんでだよ……。
シカマルの頭の中がぐるぐると回っていた。
その時、仰向けになって空を見上げていた俺の視界にひょいっとカミコの顔が現れる。
「ぅおっ!!?」
「……言ったでしょ。私の怪我は塞いでさえしまえばもう全快と同じなの。いつまでもそんな動きするなら修行する意味がない。」
カミコの言葉に上半身を起こし、頬を少し掻いた。
それからカミコは一枚の紙を出してきた。