シカマルはシカクの後にただついていった。
そしてぴたっと足を止め、シカマルの方を向く。






「うおッ…!?なんだよ親父急にとまんなって…。」


「お前、しっかりカミコの事みててやってくれな。」






突然シカクが真面目な顔をしていうもんだから、シカマルもごくりと唾液を飲み込む。





「あいつは恐らく、この里を出ていこうと考えてる。」


「は!?なんでだよ!」


「言ってただろ、元凶は兄だ。って。ここを出ていけば木ノ葉に被害を被ることもない。……カミコはそういう奴なんだよ。」






カミコが木ノ葉を出ていく…?
それは今の今まで全く考えていなかったことで。

そう思うと、何故か心臓らへんがチクっと痛む。
この痛みは一体何なのだろうか。




「兎にも角にも。俺もカミコの行動は気を付けてみる。お前も確り頼んだぞ。」


「…わかった。」





シカクは退院の手続きをし、一度カミコの家へ寄り、再び当面の必要なものを荷物でまとめさせ、奈良家へとやってきた。
<<>>
しおりを挟む
15/16
04:兄・神楽クロツキ
Back to Top
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -